ある調査によると、スペインの80%の人が毎日1杯か2杯コーヒーを飲むそうです。
コーヒーを飲む理由は、コーヒーの味が好きだから(63%)、1日をエネルギッシュに過ごすため(50%)などとなっています。
日本人は誰かとゆっくり話しをしたいとき「お茶でも飲みながら」と言いますが、スペインの人は「コーヒーを飲もう」と言います。
日本はお茶の文化、スペインはコーヒーの文化といえそうです。
さて、スペインではどんなふうにコーヒーは飲まれているのでしょうか。
一番良く飲まれているのがcafé con leche(カフェ・コン・レチェ、ミルク入りコーヒー)。10人に6人が好きと答えました。
カフェ・コン・レチェはコーヒー(エスプレッソ)に温めたミルクをだいたい1:1の割合で入れたものです。
次がcafé cortado(カフェ・コルタド)で21%が好きと答えました。これはコーヒー(エスプレッソ)にミルクを少し入れたものです(だいたい、コーヒーが75%、ミルクが25%)。
3位はcapuchino(カプチーノ)で14%。コーヒー(エスプレッソ)に泡立てたミルクをいれたカプチーノは日本でもおなじみですね。
4位はcafé solo(カフェ・ソロ)。ブラックコーヒーです。
砂糖をたっぷり入れて飲む人が多い気がします(笑)。
他にも、コーヒーとお湯の割合が1:1のamericano(アメリカーノ)、
ミルク75%とコーヒー25%のleche manchada(レチェ・マンチャダ)、
café con hielo(カフェ・コン・イエロ、アイスコーヒー、コーヒーと氷は別に出てきます)、
café bombón(カフェ・ボンボン、コーヒーにたっぷりとコンデンスミルクを入れたもの)
なども飲まれています。
コーヒーの種類を覚えておくと注文するときに便利です。
スペインの人にとって、コーヒーを飲むことは1日を過ごすためのエネルギー源であるとともに、誰かと楽しい時を過ごすための手段でもあるようです。
スペインに行ったら、いろいろなコーヒーを楽しんでみてください。
もちろん、バルでは紅茶やハーブティーも飲めるのでご安心を。