朝早くから夜遅くまで走っていて、運賃も安く渋滞の心配もない地下鉄は便利な移動手段ですよね。日本でも多くの人が毎日通勤や通学で利用しています。
スペインでは1919年にスペイン初の地下鉄がマドリードで開業して以来、他の街にも地下鉄が作られ、路線が拡張されてきました。利用者数も増え続けており、2019年の統計庁の調べによると、1ヶ月に1億人以上が利用しているそうです。
スペインのどの街に地下鉄があるか知っていますか?
マドリード、バルセロナは有名だと思いますが、あとはどこにあるでしょうか?
– マドリード
1919年開業のスペイン初の地下鉄。2019年現在、路線全長293キロで、東京・ソウルについで世界6位だそうです。2018年の利用者は6億5700万人。
– バルセロナ
バルセロナの地下鉄は1924年に一路線で開業しました。2018年現在で4億人余りが利用しています。
– バレンシア
バレンシアの地下鉄メトロバレンシアは1988年に開業。街のサイズに対して規模の大きい地下鉄で、路面電車を含めて9路線、138駅を有しています。アラメダ駅は建築家のサンチアゴ・カラトラバ氏(Santiago Calatrava)による設計です。
– ビルバオ
1997年開業のビルバオの地下鉄はスペインで3番目に多い乗客数を誇ります。ビルバオと近郊の街を南北に結んでいます。イギリスの建築家ノーマン・フォスターが設計を担当、その未来的なデザインが目を引きます。
– セビリア
セビリアの地下鉄は2009年に1路線で開業しました。セビリアを東西に走り、2019年現在で20駅あります。2018年の乗客数は1700万人で、1日の乗客数は4万6400人。1970年代の当初の計画は頓挫し、現在の設計で実際に工事が始まったのは2003年でした。南北方向や外周への拡張予定もあるようです。
– マラガ
アンダルシア地方の2つ目の地下鉄は2014年に2路線、17駅で開業しました。2018年の乗客数は630万人で、前年より56万人増でした。乗客数の伸びが大きい地下鉄です。
– パルマ・デ・マヨルカ
バレアレス諸島のパルマ・デ・マヨルカにも地下鉄があります。2007年開業で2路線、16駅を有します。2018年の乗客数の伸びは17.8%で、2月には10万人が利用しました。
– グラナダ
2017年開業の一番新しい地下鉄です。1路線で18キロ、22駅を有し、初年度の乗客数は1000万人、1日平均は3万人でした。
スペインには8つの街に地下鉄があります!
速くて安い地下鉄。スペインに行ったら利用してみてください。