“aceituna”といえば、オリーブの実。バルやレストランでおつまみとして出されていたり、サラダに入っていたりと、スペインではよく見かけます。色は緑だったり黒だったりしますが、オリーブの実は熟すと黒くなっていくので種類が違うわけではありません。塩漬けされていたり、詰め物がされていたり、ピリ辛のものもあります。
オリーブオイルは健康にいいというイメージがあると思いますが、オリーブの実も栄養的にとても優れていて健康にいいのです!
では、主な栄養素を見てみましょう。
– Fibra:食物繊維
腸内の環境を整えてくれる食物繊維。オリーブオイルでは取れない栄養素です。
– Ácido oleico (omega-9):オレイン酸(オメガ9)
一価不飽和脂肪酸(grasa monoinsaturada)であるオレイン酸は酸化しにくい性質があります。また、善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを減らす働きもあるので、高血圧や心臓病、動脈硬化を防ぐ効果が期待できます。黒いオリーブの方がより多くのオレイン酸を含むそうです。
– Vitamina E:ビタミンE
ビタミンEは抗酸化作用が高いのでアンチエイジング効果が期待できます。また血流を促進してくれるので、冷え性によさそうです。
– Vitamina A:ビタミンA
皮膚や粘膜を良い状態に保ってくれる栄養素。免疫機能を正常な状態に保ち、視力を維持する働きもあります。
様々な健康にいい栄養素を含むオリーブの実ですが、油分や塩分(塩漬けにされているため)が多いため、食べすぎには注意しましょう。毎日多量に食べるのでなければあまり気にする必要はないですが、1日5個ぐらいが適量だそうです。
スペインに行ったら、いろいろなオリーブの実を食べてみてください!