11月に入り、街角で焼き栗が売られる季節になりました。
クリスマス商戦が本格的になる時期でもあります。スペインではクリスマスは家族と過ごす重要な行事なので、その準備にも力が入るようです。食べ物や飾り付け、そして忘れてはいけないのがクリスマスプレゼント!
子供にとっては特に重要なクリスマスのプレゼント。喜ぶ顔を見たくて、子供たちの欲しがるおもちゃを用意したいと思うのはスペインも同じ。でも、今年はお目当てのおもちゃが手に入るかどうかが微妙な状況です。
1つ目の理由が、おもちゃ製造のコストが急激に上昇していることがあります。ポリマーやポリエステル、ポリアミド、ダンボールなどの材料の値段が上昇していて、その値上げ分を業界側が吸収していました。しかし、それも限界に達し、小売価格に上乗せせざるを得ない状況になってきています。
2つ目は輸送費の上昇があります。たとえば、原料の仕入先の東南アジアからスペインのバレンシアまでの海上輸送費が去年と比べて400%増加。そのうえ、納期の遅れが目立ち、いつ原料が入ってくるか目処が立ちにくい状況です。
さらに製造のための電気などのエネルギーも値上がりしており、おもちゃの値段にコストの値上げ分がどこまで上乗せされるかはそれぞれの企業次第のようです。
子供がいる家庭では、子供の願いを叶えるためにお財布との相談が続きそうです。
大人も子供も笑顔のクリスマスが迎えられますように!