女の子=スカート、男の子=ズボン というのを廃止しようと言う声がスペインの各地であがっているそうです。
首都のマドリードにあるサンタ・マリア小学校では昨年、320人もの生徒から男女別での制服の差別をなくしてほしいと署名が集まりました。つまり、女の子でも男の子のように制服でズボンをはけるようにしてほしい、ということです。
女性の方なら一度や二度に限らず経験されたことがあると思いますが、冬の時期にスカートをはくと寒くて冷えますよね。ここの学校では校舎内の中庭で風が吹くと風の勢いでスカートがまくれ上がる、ということも起こっているそうです…
またバレンシアでも制服での男女差別をなくすよう、マドリードと同じく児童から署名やそういった意見があがっている模様。近々制服での男女差別が無くなる予定だそうです。
日本でもニュースで見かける制服問題、スペインだけでなくヨーロッパの他の国でも制服の男女差別をなくしてほしいと抗議運動が行われました。イギリスのとある学校の一部の男子生徒が、学校への抗議の意味でスカートをはいて登校しました。これはイギリス南西部にある学校で、夏は30度近くにまで気温が上がるそうです。女の子はスカートもしくは半ズボン、どちらか選択できるそうですが、男の子は長ズボンの一択。「暑くてやってられない!男の子でも半ズボンをはけるようにして欲しい」と学校にお願いしたそうですが、「校則違反になる、できません」と断られたのがきっかけのようです。
・・・・これを読むとスペインと日本より進んでる!女の子はスカートかズボン選択できるんだと思いますよね。同時に長ズボンは良いのに半ズボンがダメってなぜ?と思います。
日本に限らずほとんどの国がスペインやイギリスと同様、女子=スカート 男子=ズボンと決まっている学校が大半だと思います。
一方で教育現場だけでなく社会でもズボンをはく選択肢があっても良いと柔軟に対応している日本企業もありますね。その代表と言えるのはJALではないでしょうか。客室乗務員の制服で同社で初めてパンツスタイルの制服を採用しました。来年、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの時にはパンツスタイルの客室乗務員を見られる事でしょう。これも実際に働く同社の社員から上がった声が実現されたもので、JALは「多様性を求める社会が広がりつつある中で、選択肢を広げる1つの形」とコメントしています。
仕事するなら無論、スカートよりパンツの方が動きやすい!と思っている女性の方も多いのではないでしょうか。
制服云々に限らず誰もが気持ちよく過ごせる社会になれば良いなと思います。