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日本人男性、新型コロナウイルスのため7ヶ月待ちで

マチュピチュ訪問の夢を実現

 

新型コロナウイルスは世界的に大きな影響を与えています。

個人レベルでもいろいろな影響があると思います。

旅行に行けなかったり、旅行途中で帰国せざるを得なくなったり、友人と会うことが少なくなったり。この日本人男性はペルーで足止めを食ってしまったのですが・・・

 

彼は3月14日にアグアス・カリエンテスに到着。そこからマチュピチュを訪問する予定で、3月16日の入場券を購入していました。ところが前日の15日に新型コロナウイルスのためマチュピチュは閉鎖となり、移動制限のため、予定していた南アメリカの他の国への訪問も不可能に。男性はマチュピチュの麓の村に部屋を借りて過ごすことしました。

 

ボクシングのトレーナーである男性は、村の人と仲良くなって村の子供にボクシングを教えたり、近くの観光地を訪れたりして、村の生活を楽しんでいたそうです。

「マチュピチュの最後の観光客」として有名になり、マチュピチュを訪れたいという彼の夢を叶えるために村の人や関係機関が働きかけて、ついに10月10日にマチュピチュへの特別の訪問許可がおりることになりました。7ヶ月の滞在の末のことでした。

 

「マチュピチュを見たい一心でここに残った。見るまでは帰りたくなかった。夢がかなって、協力してくれた人に本当に感謝している。ペルーの人は本当に親切!」と男性。

この男性は奈良の出身で、日本に帰ったらボクシングジムを開くのが夢と語っています。

ペルーの村でも毎日ランニングして、ボクシングの動きを練習していたそうです。

 

マチュピチュは11月に再開される予定ですが、入場者数は通常の30%の一日675人に制限されます。新型コロナウイルスが流行する以前は一日平均2000人から3000人、ハイシーズンには5000人が入場していたそうです。3月に閉鎖される前日は2500人が訪れていました。

 

1948年にマチュピチュが観光地として開かれてから閉鎖されたのは、2010年に洪水でクスコからのアクセスの経路が崩れたときに2ヶ月閉鎖されたとき以来で、今回が2回目。

早く以前のように観光できるようになってほしいですね。

 

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