サイトアイコン スペイン語を学ぶなら、スペイン語教室ADELANTE

お釣りは合ってる?ユーロに似たコインに注意!

偽札や偽造硬貨に関する警戒情報が警察や銀行から出されるのは珍しいことではないですが、最近、スペインでは、警察やスペイン銀行、治安警察(guardia civil)などから、ユーロに似た硬貨がお釣りに混ざっていることがあるので注意するようにという警戒情報が出されています。ユーロ硬貨に大きさやデザインはそっくりですが、価値はずっと低い他国の硬貨が混ざって使用されているそうです。

 

日本でも以前、韓国の500ウォン硬貨が日本の500円硬貨にそっくりで、自動販売機などで使用されたり、お釣りに混ざっていることに対して警戒情報が出されていましたが、それと同じようなことがスペインでも起きています。

 

現金で支払ってお釣りをもらったときにユーロと思って気づかずにいて、いざ使おうと思ったら他の国の硬貨で使えず、しかも価値がずっと低かったらショックですね。偽造された硬貨ではなく、他の国の公式の硬貨が使われているので、取り締まる側も対応が難しいようです。

 

たとえば、ラテンアメリカの国々の硬貨の中には1ユーロ硬貨と大きさやデザインが非常に似通っているものがあります。ジャマイカの20ドル硬貨、ドミニカ共和国の5ペソ、ベネズエラの1ボリバルなどがそうですが、見かけは似ていても価値は大きく違っていて、それぞれ0.12ユーロ、0.084ユーロ、0.038ユーロの価値しかありません。

 

さらに、2ユーロ硬貨にそっくりな硬貨もたくさんあります。メキシコの5ペソ硬貨、アルゼンチンの1ペソ硬貨の他、1トルコリラ硬貨、タイの10バーツ硬貨などもそっくりだそう。

 

対策としては、当たり前ですが、お釣りなどで受け取った際に、金額やサイズ、デザインなどをしっかり確認することです。ユーロには片面に金額とEU加盟国の地図、もう片面には各国ごとの図柄が入っています。発行国によって、肖像画、建物、動物や植物などデザインが違っているのは面白いですね。

 

留学や旅行でスペインや他のユーロ圏に行かれる場合は、お釣りの硬貨はしっかり確認してください!

 

モバイルバージョンを終了