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“calle”の「通り・道」以外の意味

どんな単語にも複数の意味があるのが普通です。
よく使う意味以外にも少し違った意味があったり、全く違った意味があったりするので、辞書を引くときは、時間があれば最初の方の意味だけでなく、他の意味も見てみると興味深いです。

 

今回はよく耳にする“calle”という単語を見てみます。
「通り・という意味で使うことが多いですよね。

 

RAEの辞書を見てみます。

 

calleの最初の意味はこれ。

Vía pública, habitualmente asfaltada o empedrada, entre edificios o solares.
(建物や敷地の間にある、普通舗装された公道)



「街の中にある道」というイメージですね。
皆さんが普通に使う意味だと思います。

次の意味は、

-Exterior urbano de los edificios.
(街の建物の外、屋外)

「建物の外、屋外、街」という意味でも使われます。
なんとなくわかる意味ですね。

El médico me dijo que todavía no podía salir a la calle.
医者は私にまだ外に出られないと言った。

Me voy a la calle para despejarme.
気分転換に外出しよう。

3番目の意味は、

-Camino entre dos hileras de árboles o de otras plantas.
(樹木や植物の列の間の道)

街の中の道でない場合にも使われることがあります。

少しとばして、別の意味は

-Por contraste de cárcel, detención, etc., libertad
(刑務所や拘留等との対比での、自由)


日本語で刑務所の外の世界を「娑婆(シャバ)」というのと同じ感じですね。

さらに別の意味を見ると、

-La gente como conjunto mayoritario de ciudadanos que protesta, reclama, opina, etc
(世間一般の人、大衆)

「一般の人、世間」を表すこともあります。

La opinión de la calle.  世論
El lenguaje de la calle.  日常的に使われるフォーマルではない言葉、口語的な言葉、スラング


他にもいろいろな意味がありますが、このくらいにしておきます。
興味のある方はRAEのサイトを御覧ください。

 

こうして見ていくと、calle”という言葉の持つイメージがなんとなくわいてきませんか?
街の中の道から、人を含めた街全体、刑務所の中と対比して自由な世界、とイメージが広がっていきます。

時間がある時は、よく使う単語のよく使う意味以外の意味を見てみると面白いかもしれません。

 

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