スペインでもNetflixなどのプラットフォームでドラマを見る人が増えています。見始めると面白くて何話も見てしまったり、ドラマを見るために他のことに費やす時間を削ったりすることもありますよね。
ある調査によると、スペイン人の86.2%がドラマを見ていて、62.5%の人が自分の生活の中でドラマがとても重要、またはかなり重要だと答えています。そして、ドラマを見るために他のことに当てる時間を削っていることもわかりました。たとえば24.9%の人が読書の時間を減らしたと答えています。他にも、映画を見る時間17.8%、睡眠時間17.4%、インターネットを見る時間15.2%、新聞を読む時間12%、音楽を聞く時間11.8%、スポーツをする時間11.7%、果てはセックスの時間3%など、あの手この手でドラマを見る時間を捻出していることがわかります。
また、男性と女性のどちらの方がドラマを最後まで見るかという調査では、女性の視聴者の76%が見始めたドラマを最終回まで見ると答え、男性は68%でした。女性の方が熱心で忠実な視聴者と言えそうです。オンデマンドのプラットフォームのコンテンツを見る場合、カップルや家族で見ることが多く、77.6%の人がパートナーや家族などと一緒に見ると答え、従来のテレビを誰かと一緒に見る人の割合54.7%より多くなっています。
多くのスペイン人は、ドラマは日常会話の話題になり、人生の社会的な面を豊かにしてくれると考えています。また、家族でドラマを見ると、会話が増えて絆が深まるとも考えているようです。
もはやドラマは単なるコンテンツではなく、社会的な現象となりつつあり、多くの人の時間や感情を支配していると言えそうです。スペインでは家族やパートナーとオンデマンドのドラマを見るケースが多いようです。ドラマを見ながら会話する姿が想像できて、スペインらしい気がします。日本ではドラマを家族で見ながら会話することはあまりないと思いますが、どうでしょうか。
社会的な面はともかく、語学学習の面からするとドラマはおすすめです!最初のうちは字幕をつけて見て、内容がわかってきたら字幕なしで見たり、最初から字幕なしで見て、後から字幕で確認したり。もちろん、自分の好きなドラマを楽しむことが一番です。まずはお気に入りのドラマを探してみてください!おすすめをネィティブの先生に聞いてみるのもいいですね。