コロナウイルスの感染拡大で、世界的に大変な状態が続いています。
スペインも例外ではないですが、そのスペインで今、注目を浴びている曲があります。
その曲の名前は“Resistiré 2020”。
曲名の“Resistiré”は動詞resistir(耐える、抵抗する)の一人称の未来形です。
曲名を日本語にすると「(私は)耐えていく」。
今の状況に合わせると、コロナウイルスによる大変な状況に耐えていく、負けないぞ、
となるでしょうか。
この曲、もともとはDúo Dinámicoという男性2人組が1980年代に歌っていたものです。
今回、コロナウイルスと戦う人々にエールを送ろうと、
ラジオ局Cadena 100が先頭に立ち、50人ものスペインのアーティストが協力して、
新バージョンの“Resistiré 2020”を収録して発表しました。
Cadena 100とYoutubeで発表されるとすぐ、ものすごい勢いで視聴され、
24時間で3400万回も視聴された日もあるそう。
コロナウイルスの感染拡大で外出禁止を余儀なくされている人々や
医療現場で日夜働く人々の心を奮い立たせる歌になっているようです。
歌詞の内容は、「すべての勝負に負けたとき、孤独で眠れないとき、
出口のない状況に置かれたときなど、どんなつらい状況に陥っても、
どんなに打ちのめされても、耐えていく、決してあきらめない」という感じです。
テンポのいい曲ですので、一度聞いてみてください!
歌詞もそんなに難しくないので、
興味のある方は「Resistiré, letras」「Resistiré、歌詞」などで検索すると出てきます。
今、世界が置かれている状況もまさに出口の見えない状況ですが、
みんなで協力して、この曲のように「耐えて」戦い抜いて、
コロナウイルスに打ち勝っていきたいですね。
1日も早くこの状況が収束する日が来ることを願います。