スペインにはたくさんの美しいビーチがあります。
そのビーチに惹かれて毎年たくさんの人がスペインを訪れます。
今年もブルーフラッグ認定ビーチが発表されました。
2020年のスペインの認定数の合計は688ヶ所、そのうちビーチが589ヶ所、残りはマリーナなどで、去年よりも認定ビーチの数は23ヶ所増えています。
スペインは1987年以来、認定数でトップの座を守り続けており、
ギリシア(514ヶ所)、トルコ(508ヶ所)、フランス(507ヶ所)、イタリア(482ヶ所)、ポルトガル(387ヶ所)が続きます。
ブルーフラッグはビーチやマリーナの環境に関する認証で、水質、環境管理、安全性やサービスなどに関する基準を満たした認定ビーチやマリーナはブルーフラッグを掲揚することが認められます。
ブルーフラッグのあるビーチは単に美しいだけでなく、水がきれいで、施設が充実していて、環境にもやさしく、安心して楽しめると同時に、環境に対して責任のある行動をとることが求められます。
最もたくさんの認定ビーチがあるのはバレンシアで134ヶ所、ガリシア107ヶ所、アンダルシア100ヶ所、カタルーニャ95ヶ所などとなっています。
ビーチと言えばスペイン南部の印象があるかもしれませんが、スペイン北部にもたくさん認定ビーチがあるのです!
今回、アンダルシアの認定ビーチが21ヶ所増えており、その伸びが目立ちます。
これは2019年に認定ビーチの候補になったものの認定を受けられなかったビーチの改善にアンダルシアが力を入れた結果のようです。
今年はコロナウイルスの感染拡大防止のため、入場者数の制限やソーシャルディスタンスの確保なども行いながら観光客が安全にビーチを楽しめるようにするとともに、住民も安心して生活できるように対策が取られる予定です。
日本からの観光客がスペインのビーチなどを楽しめる日はもう少し先になりそうですが、
その日を心待ちにしながら、次はどのビーチに行くかを考えてみるのも楽しそうです。
早くその日が来ますように。