スペイン語を始めたばかりの人はñの文字に違和感を感じるかもしれません。
英語にはない文字ですね。
なぜこの文字が使われるようになったのでしょうか?
スペイン語は、フランス語やイタリア語などと同様にラテン語から派生した言語です。
ラテン語から派生するときに鼻音のñの音ができました。
この音を表記するために”nn”、 “gn”、”ñ”の3つが使われていたのですが、
13世紀にアルフォンソ10世が”ñ”をこの音の表記として使ったことから広く使われるようになったようです。
同じ音をイタリア語とフランス語では”gn”、ポルトガル語では”nh”、カタルーニャ語では”ny”で表します。
同じラテン語から派生した音が違った表記をされているのは面白いですね。