アンダルシアの州都セビーリャ。マドリードからはAVEで約2時間半のところにあります。フラメンコ発祥の地としても知られており、毎年4月〜5月に開催されるセビーリャの春祭りでも知られている都市ですね。
セビーリャは旧市街に観光地が集まっているのでどこに行くにも徒歩で観光することが可能です。
街の主な見所は世界遺産、カテドラルとヒラルダの塔、インディアス古文書館、アルカサルとスペイン広場などです。
今回はスペイン広場とアルカサルを紹介。
スペイン広場
街の南、セビーリャ大学の近くにあります。1929年開催のイベロアメリカ博覧会の会場として建築家アニバル・ゴンザレスが設計しました。彼はセビーリャ出身で建物は現在アンダルシア政府のオフィスとなっています。スペインらしいイスラムとキリストの建築様式が融合したムデハル様式で設計・装飾されており、広場を囲む半円形の建物の下にはスペイン各県の特徴や歴史的場面等を描いたタイルが58個も置かれています。
また建物の左右に広がる回廊は圧巻の光景。スターウォーズエピソード2のロケ地にもなっており、フォトジェニックな観光スポットとしても人気です。
広場の中央には噴水がありこれが建物と重なると、とても美しい景観を見ることができます。建物も広場も写真に収まりきらないほど、とても大きいです。
スペイン広場の隣にはマリア・ルイサ公園が併設されており市民の憩いの場となっています。ジョギングしたり、軽くスポーツをしたり散歩をしたり緑が多いです。
アルカサル
イスラム風のスペイン王室の宮殿でペドロ1世によって建てられました。彼はイスラム文化を崇拝しており、スペイン各地からイスラム建築の職人を呼び寄せたそうです。結果、グラナダのアルハンブラ宮殿を思わせるような建物ができあがりました。アルカサルの見所はペドロ1世宮殿(Palacio de PedroⅠ)内の装飾です。『大使の間』(Salón de Embajadores)はモザイクタイルの装飾、三連アーチやヒマラヤ杉の格子細工による円形天井が見事です。
宮殿隣にあるゴシック宮殿は18世紀に改装されており、なかでもバロック様式のタペストリーの間には壁一面を覆う巨大なタペストリーが展示されています。
開館時間
4〜9月:9:30−19:00
10〜3月:9:30−17:00
休館日:1/1,1/6,聖金曜日12/25
料金
9.50€ ※4〜9月は18時以降、10〜3月は16時以降、入館無料
学割 2€
所要時間はスペイン広場とアルカサルあわせて2時間〜3時間くらい。アルカサルの中は広いのでくまなくじっくり見たい方は時間に余裕を持って行かれることをおすすめします。