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大聖堂があるスペインの小さな町

 

スペインには大聖堂(catedral)が合計88もあるそうです。大聖堂といえば、その街のシンボル的な存在で目立つ建物であることが多い気がします。街歩きをするときの目印になることもあるでしょう。

古いものでは10世紀の初め頃に建てられたものもあれば、20世紀に建てられたものもあります。建築様式が混在するものも多く、時を経る中で改修や補修が行われたり、破壊されたりしてきました。

以前栄えた場所が時の経過と人口減で今では小さな町や村になっている場合も多く、立派な大聖堂のある小さな町や村もあります。そんな大聖堂のある小さな町や村を挙げてみます。


ロダ・デ・イサベナ(ウエスカ):住民51人
ウエスカにあるロダ・デ・イサベナは2020年現在で住民が51人の大聖堂を持つ最も小さい村で、この大聖堂は国定文化財になっています。ロダはアラゴンが王国になる前から司教本部になっており、956年にオディセンド司教によって聖別されます。しかし50年後にイスラム教徒によって破壊され、サンチョ3世の時代に再建が始まり、12世紀に大聖堂になりました。正面はロマネスク様式で、3つの側廊と3つの地下室、回廊を備えています。


アルバラシン(テルエル):住人990人
アルバラシンの大聖堂はスペインでもあまり知られていません。ロマネスク様式の教会の遺跡の上に作られており、現存の建物は16世紀のもので村の中心部に建っています。単純な構造で、身廊が1つでゴシック様式の丸天井を備えています。最も大きい祭壇画はコスメ・ダミアン・バスによるルネサンス様式で、他にも興味深い壁画がたくさんあります。

モンドネェド(ルゴ):住人3480人
ガリシアにあるこちらの大聖堂はスペインの最も古い大聖堂の1つで、ヨーロッパ南部で最も古い大聖堂です。その均整の取れた姿と高さが低いことから「ひざまづいた大聖堂」とも呼ばれています。ロマネスク様式で、1219年に建設が始まりましたが、完成したのは14世紀でした。ロマネスク様式の中でステンドグラスの丸い窓(薔薇窓)が目を引きます。繰り返し改修や拡張が行われたため建築様式が混在しており、16世紀の木製のクワイヤ(聖歌隊席)や17世紀の回廊は見逃せません。


シグエンサ(グアダラハラ):住民4319人
シグエンサの大聖堂の建築は1124年に始まり、中世後期も続き、15世紀に完成しました。外見は要塞兼教会で、平時は祈りのために、有事には戦いのために作られています。この建物はシグエンサの起源であり基礎とも言えるもので、町のどこからでも見ることができます。


エル・ブルゴ・デ・オスマ(ソリア):住民5034人
オスマの教区の起源は西ゴートの時代にさかのぼりますが、ロマネスク様式の大聖堂の建築が始まったのは12世紀で、その名残がまだ回廊などに残っています。その後、ゴシック様式の大聖堂の計画が1232年に始まり、工事はその40年後に終わりました。当初の構造は単純でしたが、礼拝堂が側廊に追加され、バロック様式の塔も後に追加されました。

サント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサダ(ラ・リオハ):住民6222人
プロトゴシック様式の素晴らしい大聖堂で、1158年にプレロマネスク様式の既存の教会を基にして建築が始まりました。サンティアゴ・デ・コンポステーラに向かう巡礼の道にあり、聖ドミンゴが石畳の道(カルサダ)を築いたことが町の名前の由来です。大聖堂には聖ドミンゴの遺骨が納めされているそうです。

アストルガ(レオン):住民10533人
現存する大聖堂の建物の建築が始まったのは1471年ですが、それ以前にはプレロマネスク様式の教会とロマネスク様式の教会が存在しており、その上に現在の大聖堂が建築されました。現在の大聖堂はゴシック様式で世界遺産になっています。サンタ・マリア大聖堂とも呼ばれ、サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路の要所にあります。

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