6月28日から、スペインで「日本」をテーマにした映画が解禁されます。
それも、なんと、天皇と日西交流を題材として制作されたコメディ映画なのです。
タイトルは『Los Japón』
「ハポンさんたち」と聞けば、
スペイン語を習っている人やスペインの歴史に興味のある人ならご存知、
セビーリャ県の町コリア・デル・リオで暮らしている「ハポン(日本)」という姓をもつ人々。
400年前に伊達政宗の命で派遣された慶長遣欧使節団の子孫とされています。
この町には支倉常長の銅像があり、日西交流の幕明けのシンボルとなっているのは言うまでもありません。
この映画ではその史実がアレンジされています。
あらすじは、
1614年、天皇の孫が使節団としてスペインのコリア・デル・リオ (セビージャ) に上陸し、美しいスペイン人の娘と恋に落ち家族を作り、二度と日本には帰国しなかった。400年後、日本では天皇が後継者を残さずに崩御したことにより、皇位継承者を立てなければならない事態に。皇室の系図一覧を辿り正当な継承者に選ばれたのは… コリア・デル・リオの住人であり、「日本」を意味する姓「ハポン」を持つ37歳のスペイン人パコ・ハポン。ある日突然、日本の皇位継承者に選ばれたパコとその家族の物語を描くコメディ映画(ニュースサイトEs Japónより)
この映画では、はるばるスペインに辿り着いたのは天皇の直系の孫。
一種のパラレルワールドと呼べばいいでしょうか。
劇中の「ハポン」の意味合いも変わっているかもしれません。
コメディ映画ですし外国人が想像するような
「オリエンタル調すぎるニッポン」な世界になっている可能性もありそう。
なお予告編には「Historia casi real(ほぼ史実?)」というフレーズが……
皇位継承者に選ばれた主人公パコ・ハポンを演じるのは、
今をときめくスペインのコメディ俳優ダニ・ロビラ。
映画監督はアルバロ・ディアス・ロレンソ。
日本でも公開されるでしょうか?
気になります……。