スペインでビールを飲みながらつまむものといえば、
まず“patatas bravas”(パタタス・ブラバス)が思い浮かびます。
フライドポテトにピリ辛のソースがかかったものです。
お店によってはマヨネーズが一緒にかかっていたり、添えられていたりします。
ソースの辛さもそれぞれで、すごく辛いお店もあれば、それほどでもないお店もあります。
ジャガイモは、日本のフライドポテトによくあるように細く切らず、
大きめの乱切りにして油で揚げてあります。
お酒を飲みながら食べるには最高ですが、ジャガイモが大きくてボリュームがあるので、
下手をするとこれだけでお腹がいっぱいになることも。
頼むときにはどれくらいの量なのかを周りの人を見て確認したり、
お店の人に聞いてみてもいいかもしれません。
安くてお腹もいっぱいになるので、お財布にも優しいおつまみです。
この”patatas bravas”の起源はマドリードにあるようです。
1960年ごろにマドリードのバルが揚げたジャガイモにソースをかけたものを出したのが初めと言われていますが、
そのバルは現在はありません。
もともとのレシピではトマトは使われていなかったようですが、今ではいろいろなレシピがあります。
国連(スペイン語ではONU)によって世界的にジャガイモのレシピに関する調査が行われたことがあり、
その中で”patatas bravas”は「スペイン特有の料理」と位置付けられているそうです。
スペインに行く機会があれば、ぜひ試してみてください!
いくつか違ったバルで試して、お気に入りを見つけるのもいいですね。