7月に入り本格的な夏ももうすぐ。スペインでは熱波で早くも気温が急上昇して、すっかり夏が来たようです。夏をスペインで過ごしたいと考えている方、夏は無理だけど秋から冬、来年を考えている方も知っておいて損はありません。お得に過ごせる街の情報を知っておきましょう。街ごとの相場を知っていれば予算も立てやすいはず!
物価が安い街は?
サラマンカ、グラナダ、セビリアは休暇を過ごすのにおすすめ。物価が平均より22%から15%も安いからです。特にサラマンカは物価が安く(平均の22%安)、一杯飲んだり(平均の26%安)、お芝居を見たり(49%安)、バスでの移動(26.4%安)が安くつきます。
サラゴサはホテルの宿泊代が安くてすみます。たとえば、3つ星ホテルに4泊すると、平均399ユーロ(1泊100ユーロ程度)ですが、サラゴサなら平均の価格は4泊で199ユーロ(1泊50ユーロ程度)なので、スペインの平均の半分ほどですみます。
公共交通機関に関しては、サラマンカのバスがお得です。1回1.05ユーロ!(平均の26%安)オビエドとブルゴスも安いです。タクシーは、ビルバオ、コルドバ、グラナダ、サン・セバスティアン、サラゴサが安いです。レンタカーならマラガが一番お得です。(63.34ユーロ、43%安)
一番高くつく街は?
サン・セバスティアン、バルセロナ、パルマ・デ・マヨルカは夏の数日を過ごすのに一番高くつきます。ある調査によると、サン・セバスティアンで5日過ごすとスペインの平均より41%高くなります。サン・セバスティアンはビールの値段が最も高く(0.5リットルで5.5ユーロ、平均の33%高)、宿泊費も最高で、3つ星ホテルで4泊すると1,011ユーロになります(平均の153%高)。
公共交通機関はバルセロナが2.2ユーロ(54%高)、サン・セバスティアンが1.70ユーロ(19%高)で高いです。タクシーはバルセロナが一番高く、8キロ13ユーロ(38%高)。レンタカーはコルドバが最も高くなっています。
お得に旅行する7つのコツ
同じ旅行をするなら安い方が嬉しいですよね。ちょっとしたコツを知っておけば費用を節約できるはず!
1. 予算を立てる
旅行に使える金額をきちんと決めておきましょう。さらに、その予算を交通費、宿泊費、食費、観光費、その他(お土産、買い物、ちょっとした出費など)に分けておきます。
2. 行き先の地域、国などの経済状態を知っておく
一般に貧しい国ほどその通貨の価値は低くなり、旅行は安くなるでしょう。でも、他の国と比べて飛行機代が高くなることがあるのでしっかりチェックしましょう。
3. 安いフライトを見つける
安いフライトを手に入れるには、さまざまな要素を頭に入れておく必要があります。たとえば、前もってフライトを選ぶ、観光客が少ない時期のフライトを選ぶ、有料で座席指定をしない、手荷物(機内持ち込みの荷物)だけで旅行する、などです。予約する曜日によっても値段が変動したりするので要チェック。
4. 中心部を避けて宿泊する
宿泊費の高い観光向けの宿泊施設は中心地にあります。安く泊まろうと思うなら、中心部は避けましょう。そうすれば質が良くて値段は安いホテルに泊まれるでしょう。予約をする前に、観光スポットに行くための公共交通機関が頻繁に出ているかをチェックしましょう。
5. 環境客向けの場所で食事をするのを避ける
観光やショッピングの中心地にあるお店は賃料が高いです。そういったレストランでは採算を取るために値段は高くなっています。食事の質のためではなく、お店の場所のために値段が高くなっているのです。節約する方法の1つは、中心地でないところにあるホテルに泊まり、そのホテルの近くで食事をすることです。
6. 無料ツアーに参加する
旅行に行く前に、訪れるべき代表的な場所について調べて計画しておきましょう。街の歴史をお得に知るには無料ツアーを利用するのが理想的。どんなツアーがあるか調べれば、きっと自分の興味に合ったものが見つかるでしょう。無料でなくても、お得なツアーもあるはずです。
7. ありきたりのお土産は避ける
たいていのお土産屋の商品は割高です。家族や友達に喜んでもらえるお土産を探すなら、中心地ではなく、違う地域に行ってそこのお店で見てみましょう。値段は安くて品質がいいものが見つかるはずです。
街の情報と旅行のコツを知っておけば、次の旅行の計画はバッチリ!?スペイン語圏に行くなら、基本的なスペイン語の表現を知っておくとコミュニケーションがスムーズになってより楽しめますよ。