“meter la gamba”という表現を聞いたことがありますか?
ADELANTEのビデオでこの表現を取り上げたので見てみてください。
初めて聞いた人は「gamba = エビ??」となると思います。
“meter la gamba”の意味は「失敗する、間違える、過ちを犯す」です。
つまり “equivocarse” や “cometer un error” の意味ですね。
ただし、“meter la gamba”はインフォーマルな表現なので、
仕事や改まった場面では使わない方が無難です。
友達や家族などと話すときは大丈夫です。
“gamba”という単語には「エビ」という意味の他に「pierna = 脚」の意味があります。
これは、ラテン語の「camba =馬の脚(pierna de las caballerías)」という単語が時の経過とともに音がよく似た「gamba」と入れ替わったためだそうです。
“meter la pata”という表現も“meter la gamba”とまったく同じ意味で使われます。
「pata = 脚」の意味です。
なぜ「脚を入れる」のが「失敗する」の意味になったのか由来はいくつかあるようです。
猟師が仕掛けた罠に動物が脚(la pata)を突っ込んでしまう(meter)様子から来ているとする説、16世紀から17世紀に馬に乗って悪事を働く盗賊を防ぐために道や森に罠が仕掛けられたことから、罠にかかってしまうことを「meter la gamba」というようになったという説などがあります。
失敗して脚が罠にはまったイメージが浮かぶと、意味が覚えやすいですね。
ちょっとしたミスをしたときにも、重大な間違いをしたときにも使えます。
– Soy tan despistado que meto la gamba/la pata continuamente.
私はぼんやりしているので、失敗ばかりしている
– Ayer le pregunté si estaba embarazada y metí la gamba/la pata.
昨日彼女に妊娠しているかを聞いて、失敗してしまった
– He metido la gamba al equivocarme con el teléfono móvil.
携帯電話で間違い電話をして、ヘマをしてしまった