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マルク・マルケスと招き猫

右手を上げている招き猫のご利益は金運、左手を上げている招き猫は商売繁盛、両手を上げている招き猫はお金も人も集まるといわれていますが、その招き猫をお守り代わりに持っているスペインの若きオートレーサーがいるそうです。招き猫はスペイン語で「Gato de la fortuna」。

 

 

2018年10月19日 EL MUNDO Web記事より

 

マルク・マルケス(Marc Márquez)はスペインの若手オートバイレーサー。若いが彼のキャリアは20年以上にもなる。5歳からオートバイを始め、カタルーニャ州の地方選手権でジュニアクラスのチャンピオンになった後、15歳でプロデビューするや否や、第8戦イギリスGPでいきなり表彰台に3位として登る。

 

招き猫には色々な由来の説があるが、その中の一つにこういう話がある。「江戸時代、彦根藩第二代藩主・井伊直孝が鷹狩りの帰りに豪徳寺の前を通りかかった。そのときこの寺の和尚の飼い猫が門前で手招きするような仕草をしていたため寺に立ち寄り休憩した。すると雷雨が降りはじめた。雨に降られずにすんだことを喜んだ直孝は、後日荒れていた豪徳寺を建て直すために多額の寄進をし、豪徳寺は盛り返したという。」(wikipedia 招き猫参照)

 

スペインでも招き猫の置物はアジア系スーパーマーケットで見つけることができるし、招き猫はラッキーを呼ぶアイテムだと誰もが知っている。マルク・マルケスも同じく招き猫に願をかけた1人で、2016年、ホンダのホームサーキットである茂木レース場ではライバルのバレンティーノ・ロッシやホルヘ・ロレンソなど負かして、見事優勝となる。それ以後、彼は招き猫を彼のラッキーアイテムとし、スポンサーのSHOEIからは招き猫をプレゼントされる。そして今ではヘルメットにまで招き猫の絵を入れるほどのお気に入り様なのである。

 

彼にとって5度目となる2018年 MOTO GP 世界選手権では、日本のオートレース場のレイアウトやストップ&ゴースタイルの難しさが予想され、ライバルのAndrea Doviziosoより先に走った彼が、勝つかどうかはまだわかっていない。昨日の最初のトレーニングでは、雨が降っていた為、ガレージに残り危険を避けることを決めたが、今週末の試合でどんな結果を見せてくれるかおおいに期待される。

 

招き猫大好きスペイン人

 

スペインでは、CHINOやBazarと呼ばれる雑貨店では必ず招き猫が売っています。エキゾチックなアジアに興味のある家庭や信心深い人の家には一体必ずと言っていいほどあります。

 

 

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