春の花といえば、「桜」を思い浮かべる人が多いと思います。
薄いピンク色の花は日本では春の景色や入学式に欠かせないものですね。
スペインで春の到来を告げる花といえば「アーモンド(almendro)」!
桜の花によく似ていますが、桜の花より少し大きく華やかな感じがします。
アーモンドはバラ科のサクラ属に属しているので、桜に似ているのもうなずけます。
もちろん、スペインでも桜(cerezo)は見られます。
さて、春を代表するアーモンドと桜の花を見られるスペインの名所を紹介します。
<アーモンドの花の名所>
– Quinta de los Molinos (Madrid) キンタ・デ・ロス・モリノス(マドリード)
マドリードの東にあるこの公園は数年前からアーモンドの花を見る名所になっています。自撮りをする人やビデオを撮る人も多いそう。
春はたくさんのアーモンドの花でうっすらピンク色の帯が広がります。
– Garrovillas de Alconétar (Cáceres) ガロビジャス・デ・アルコネタル(カセレス)
世界遺産の歴史的地区のあるカセレスにはアーモンドの花の名所もあります。
毎年、アーモンドの花の咲く頃に花を楽しむお祭りが行われるそうです。
– Loarre (Huesca) ロアレ(ウエスカ)
ピレネー山脈のふもとのアラゴン州ウエスカ県にあるロアレ城はヨーロッパで最も保存状態のよいロマネスク建築のお城です。
ロアレ城の建つ丘に春はアーモンドの花が咲き乱れます。
– Villalpardo (Cuenca) ビジャルパルド(クエンカ)
マドリードから3時間ほどのところにあるカスティーリャ・ラ・マンチャ州クエンカ県のビジャルパルド。
2月頃からアーモンドの花を楽しめます。
– Valle del Pop (Alicante) バジェ・デル・ポップ(アリカンテ)
アリカンテの特産品といえばお菓子のトゥロン。トゥロンはアーモンドやはちみつなどで作れるお菓子なので、この地方にアーモンドの木がたくさんあるのは当然といえば当然です。
甘いトゥロンを食べながらアーモンドの花を見るのもいいかも。
– Santiago del Teide (Tenerife) サンティアゴ・デル・テイデ(テネリフェ)
テネリフェ島にあるサンティアゴ・デル・テイデもアーモンドの花の名所です。
温暖な気候のため、スペインで一番早くアーモンドの花が咲き始める場所の1つになっています。
<桜の名所>
– Valle del Jerte (Cáceres) バジェ・デル・ヘルテ(カセレス)
カセレスではアーモンドだけでなく桜の花も楽しめます。
バジェ・デル・ヘルテには100万本以上の桜があり、見ごたえがあります。
花だけでなく、食べ物もおいしい場所です。
– Alfarnate (Málaga) アルファルナテ(マラガ)
イベリア半島の南にあるマラガのアルファルナテ。
ハイキング道があり、桜の花を見ながらハイキングが楽しめます。
– Valle de las Caderechas (Burgos) バジェ・デ・ラス・カデレチャス(ブルゴス)
ブルゴスの北にあるバジェ・デ・ラス・カデレチャスでは桜だけでなく、他の果樹の花も楽しめます。