第33回ゴヤ賞授賞式がスペインで2月3日(日)に開催されました。アンダルシア色濃く染まったこの受賞式は、セビージャの パラシオ・デ・コングレソス・イ・エクスポシシオネス・フィベス・セビージャ(Palacio de Congresos y Exposiciones FIBES Sevilla)で行われました。最高視聴率が28.2%、視聴者数約9.287.000人で、過去10年で最も高いそうです。
名誉ゴヤ賞(Premio Goya de honor) は、ウルグアイ人プロデューサーでその昔スペインのテレビ番組「Un dos tres」を手がけた事でも有名な故ナルシソ・イバニェス・セラドール(Narciso Ibáñez Serrador)に敬意を捧げるべく、スペインを代表する映画監督、アレハンドロ・アメナーバル(Alejandro Amenábar)アレックス・デ・ラ・イグレシア(Alex de la Iglesia)など8名が集まりスピーチをしたのでした。
主演女優賞(Mejor interpretación femenina protagonista)は、ラ・エンフェルメダー・デル・ドミンゴ(La enfermedad del domingo)のスシー・サンチェス(Susi Sánchez)が受賞。この作品は、幼い頃に捨てられた娘が母と再会を果たすも様々な問題が起こるミステリアスなヒューマンドラマとなっています。主演男優のアントニオ・デ・ラ・トーレ(Antonio de la Torre)は過去にも何度か受賞していますが、元々ジャーナリストでテレビ局勤務だった彼が、演劇を目指しスペインを代表する俳優に登りつめるとは感慨深いものがありました。