車を購入するということは、期待も大きいだけに何かと神経を使うものです。まず、下調べをしてからディーラーに見に行く。そこで試乗したり、見積書をもらって再度検討する。あるいは即決したとしても、契約書にサインして各種手続きが待っています。また、通常の買い物と違って即持ち帰りとはいかないので、納車まで何週間か待たなければいけません。そんなプロセスをへて新車が手に入った日には喜びもひとしおというものですが、スペイン人も車を買う時は同じです。
2018年9月27日 El Mundo Web記事より
Facebookとドイツ市場が共同で分析した結果、スペインでは、15,000ユーロ(約1,967,639円)までの車を購入する傾向が高く、車購入までのプロセスがヨーロッパのどの国よりも一番長い平均約27週と判明した。購入者の半数が、車選びの下調べとして15週間前からインターネットで好きな車を選び、33.3%の人が、ディーラーに行って試乗するなどに5週間かけるという。そして11.2%の人が、車探しから3週間で購入を決断する。
インターネットが車探しの必須アイテムである事は間違いない。97%の人がオンラインで下調べしてからディーラーに見に行き、一連のプロセスを通ってから納車に至る。またネットの口コミや感想などに耳を傾ける人も多い。
車購入とは、他人の意見を受け入れながらも最終的には自己責任のもと決断するという、もはや社会人としての一つの重要な通過点であると言えるだろう(もちろん金銭的にも)。慎重に選ぶために31%の人がFacebookで、49%がWhatsApp(日本にとってのLINE)で他人に意見を求めるそうだ。(35歳以下だと、34% がFacebook、55%がWhatsApp)
また、車購入までにディラーへ試乗に行く人は78%で、ヨーロッパ平均82%より少し下回る。少なくとも3か所のディーラーは巡るが、40%の人が1か所しか訪れないそうだ。それは下調べを十分にネットでしていることが理由であると考えられる。携帯やネットでいつでも車の機能やデザインを確認してさらに自分の目で確認する訳だ。
スペインでは路上駐車が普通
スペインでは、路上駐車が当たり前の光景として目に入ります。建物の出入り口は厳しい規制はありますが、家の前でも通行の邪魔にならなければ路駐しても良いのです。ですから、家にガレージがあっても道に車を停めている人は沢山います。一家に何台も車を所持している場合は、ガレージに加えて家の付近に駐車していることもあります。