スペイン語能力検定試験DELEの2019年秋のお申込みは10月9日(水)までです。この日までに必要な書類をインスティトゥト・セルバンテス東京に郵送し、検定料を納めておく必要があります。「受けようかな〜?」「受けるつもりだけどまだ申込んでいない」という方は、お急ぎください。なおDELEの公式お申込み窓口は日本国内ではインスティト・セルバンテス東京のみとなります。一般の書店や語学学校での手続きはできませんので、余裕をもって手続きを済ませておきましょう。DELEお申込み案内ページ
●仕事で活用したいならB2を目指そう!
DELEは日頃、皆さんが学習しているスペイン語の総合的なレベルチェックになりますので、一度挑戦してみるのがおすすめです。A1〜C2までの6段階ある中で、どのレベルから挑戦しても良いのですが、中でも上から3番目のB2(中上級)は、取得を目指している方が多いです。グローバル言語・スペイン語を使用している国は多数あります。世界中で話者は6億人近くに上るとまでいわれていますね。今後も、スペイン語を話せる日本人の人材は重宝されていくでしょう。そのボーダーラインの目安がB2です。ビジネスレベルの最低限のスペイン語能力を備えているという証明になりますので、スペイン語を使って将来的にキャリアアップしたいと考えている方は、ここを目指すと良いです。B2が取れるレベルになると、ある程度、スペイン語を日常的に使う習慣も確立してくるので、さらにそこからブラッシュアップできます。中でも今はメキシコが超売り手市場で、業界の専門知識がなくてもスペイン語のレベルがB2以上というだけで現地採用されるケースもたくさんあります。中にはその1つ下のレベルのB1(中級)から求人を出している企業もあります(ただしその分、言語の壁は厚いので、いざ採用されたら相当の努力は必要です)。スペイン語能力はこれから国際市場において大きな武器となっていくでしょう。
●インバウンドの観光ガイドでも活躍できる
スペイン語圏の日本への旅行者は増加しています。訪日スペイン人の数は2012年には35,207人だったのに対し、2016年には91,849人と、なんと2.6倍にまでなっています(訪日ラボより)。もちろん訪日中南米観光客の数も含めるとその総数はさらに拡大します。日本で観光ガイドと考えると英語を想定する方も多いですが、もし彼らの母語で迎えることができたら、より深い交流ができますよね。最近では「全国通訳案内士」に加えて「地域通訳案内士」制度が設けられ、各自治体の研修受講をパスすれば、地元で公認案内士として活躍することができます。求められるスペイン語能力は自治体によりますが、例えば日本有数の観光地、京都市の認定通訳ガイドの申込に必要な最低レベルはB2(または西検2級)です。年々この地域通訳案内士を導入している自治体も増えていますので、関心のある方はチェックしてみてください。
とりあえず今のところスペイン語の資格を取る必要がない……という方も、模擬問題集や過去問をチェックするところからスタートしてみてはいかがでしょうか。そして実際に申込することで一気にゴールが見えてくるので、「最近スペイン語がマンネリ化しているな……」という場合もチャレンジがおすすめ。なおADELANTEでは10月と11月にDELE B1、B2受験者向けの対策コースを実施します。2019年秋受験はもちろん、2020年春受験対策としても活用できます。作文や面接の対策がしたいという人はぜひ 。