フリーダ・カーロは言わずもがな、メキシコでもっとも有名な女性画家です。メキシコに旅行したら、あちこちでフリーダの肖像画を見かけますし、首都メキシコシティのフリーダ・カーロ記念館は代表的な観光スポットの1つになっています。
そのフリーダに関する重大なニュースです。
メキシコの国立録音資料保存所(La Fonoteca Nacional de México)が先週6月8日(土)にフリーダ・カーロの肉声とされる音声録音を公開しました。それは、とあるラジオ番組に出演していたフリーダが、夫のディエゴ・リベラについての朗読を披露する録音でした。おそらく1953年か翌1954年に録音されたものと推定されています。
音声はこちら。スペイン語を学ぶみなさん、貴重な音源を実際に聞いてみて!:
これまでフリーダの肉声記録は、ほとんど見つかっていませんでした。
そして録音の声は夫リベラへの愛情をうかがわせる、柔らかさや優しさに満ちていますね。
彼女が読んでいるのは、リベラの芸術家歴50周年を記念して1949年に書いたテクストの1部だと考えられています。
メキシコの調査チームは現在も、他にもフリーダの声がないか、入念な捜査を続けています。