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マドリードにスクランブル交差点

マドリードの町の中心にあるPlaza de España(スペイン広場)は、Gran Vía(グラン・ビア)の西側、王宮の北側に位置する観光スポットとなっています。セルバンテスのドンキホーテとサンチョ・パンサの像などがあることで有名ですが、その2つをつなぐ交差点が、渋谷のスクランブル交差点みたいに(?)なるというニュースが発表されました。 マドリードに来年の3月以降訪れる予定の方は是非この新しい交差点を歩いて頂きたいと思います。

 

2018年9月19日  ELPAIS Web記事より

世界のアイコン東京渋谷のスクランブル交差点の信号が青に変わるたび、大勢の人々が1度に行き交うが、マドリードのグラン・ビアとスペイン広場をつなぐ交差点でも2019年3月から似たような光景を目にすることができるようになる。今年のクリスマス頃からスペイン広場の改築と共に新たに施工される予定だ。このスクランブル交差点に信号機はない。その代わりに赤黄緑と色が変化する1m以上のポールが信号待ちの人々の前に設置されるのだ。今までは車の通行優先の為、歩行車は反対側の道へ移動するのに2つの信号を待たなければいけなかったが、その問題も消える。その上、十分な歩行時間を設けて段差もなくしてバリアフリー、体の不自由な人達、車椅子やベビーカーにも優しい至れり尽せりの交差点である。歩道と車道に段差がないことから、車が通行する際は少し盛り上がった車道を走るが全く問題はない。

 

全ての規約を満たし、かつ歩行者に便利なこのスクランブル交差点は、下記の図の通り、対角線上に自由に行き交うことが可能、まさに計算し尽くされている。
この交差点に関わった設計者は、「青信号に重きを置いたこの計画では、緻密に人の流れを読み、スムースに通行できるようになっているので、ある意味渋谷のスクランブル交差点よりも高性能な交差点になるだろう」と言及している。

 

この交差点の改装工事費、98,000,000ユーロ(約128億7,271万7,720円)はスペイン広場のそれも含まれる。国が公共入札しマドリード市民の同意を得た上で行われるものである。98,000,000ユーロという予算は、2017年の2月に投票で行われ、46,000,000ユーロが集まったが、新たな参入が加算されて 98,000,000ユーロという金額にまで上った。また実際に施工工事費に必要な額は、もう少し下回る予定である。10月20日までには少なくとも色々な調整が終了し、最終予算が決定するそうだ。

 

 

 

 

 

↑ 2018年9月19日  ELPAIS Web記事より画像をお借りしています。↑

 

 

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