マヨール広場(Plaza Mayor)といえば、街の中心的な存在で、待ち合わせ場所やちょっと一杯飲んだりする場所であったりもします。
観光するときの目印にもなりますね。
さて、スペインで一番古いマヨール広場はどこにあるか知っていますか?
カスティーリャ・イ・レオン州のバジャドリードのマヨール広場が一番古いそうです。
バジャドリードの現在のマヨール広場がそう呼ばれるようになったのは14世紀のことで、それまではメルカド広場(Plaza del Mercado)と呼ばれていました。
周りには同業者団体(ギルド)が集まっていましたが、現在ではバルや宝石店、銀行などに変わっています。
しかし、1561年に火事が起こり、ほぼ街全体が焼けてしまいます。
火事は9月21日から23日まで続きましたが、鎮火した24日から復興作業が始まります。
議会は国王のフェリペ2世に復興事業への支援を申請し、報告書の作成や復興案の作成などのやり取りが行われ、許可が降ります。
バジャドリードはフェリペ2世の生まれた街でした。
完成した広場は長方形で、縦と横の比が3:2となっており、スペイン最大のマヨール広場の1つにもなっています。
広場の北側に市庁舎があり、中央にはアンスレス伯爵の銅像が立っています。
後にサラマンカやマドリードのマヨール広場の建築の際にバジャドリードのマヨール広場の構成が参考にされたそうです。
祝祭や催し物が行われるマヨール広場。
いろいろな街のマヨール広場を見比べてみるのも楽しそうですね。