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ヨーロッパ最大の木製歩道橋がマラガに完成

長さ270メートル、幅3メートルの木製のヨーロッパ最大の歩道橋がマラガで完成しました。

グアダルオルセ川の上に架けられており、川の上を通る部分は約70メートル。手すりの曲線的なデザインが目を引きます。

 

この歩道橋はマラガ県の海沿いの町をつなぐ「海沿いの道(Senda Litoral)」という計画の一部として建設されました。海沿いの14の自治体などが協力して、マニルバ(Manilva)からネルハ(Nerja)までの約180キロを途切れることなく歩けるように海沿いの道の整備を進めており、現在では全体の約80%が通行可能だそうです。

 

橋の位置するグアダルオルセ川河口付近で川は二股に別れ、真ん中の部分には潟湖が見られます。この地域には多くの動物が生息しており、自然保護区に指定されています。

橋のデザインはこのような周囲の環境に溶け込みつつ、歩行者の安全性や橋の保全性を考えたものになっています。

 

橋の建設には、海岸の環境に適した北欧産のパイン材200トンと15トンの鋼が用いられました。橋の強度や耐久性を確認するための検査も事前に行われたそうです。

 

「海沿いの道」は「コスタ・デル・ソル(太陽の海岸)」として有名な多くの美しいビーチのある地域を結んでいます。完成すればビーチをめぐるルートとして観光資源となることが期待されており、今回の歩道橋もその中の観光名所として徒歩や自転車で訪れる人が増えてきています。

ビーチで日光浴や海水浴を楽しんだ後は、海沿いの道で散策をするのも楽しそうです。

行きたいところが増えますね。

 

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