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スペイン最高齢の親子、老人ホームにて共に暮らす

【LA RAZÓN 3月29日のWeb記事より】

カタルーニャ地方のマンレサという町に、マリア・グロリアさん(88歳)とそのお母様マリア・オバチさん(109歳)が住む老人ホームがあります。

人口統計学の専門家達によると、ここ20年で100歳を超える親を持つ高齢者が増えているそうです。そんな中で娘のマリアさんは、スペイン国内で母親を持つ最高齢の娘となっています。このような親子は稀であるとスペインの老人学の研究グループも言及しています。以前にもこの最高齢の肩書きを持つアナ・ベラさん(90歳)と、そのお母様(116歳)がいましたが、現在はマリア・グロリアさんがその記録を保っています。

 

スペインも日本同様、老人ホームに親が入居する例は多々ありますが、息子や娘がホームに面会には出掛けても同居するという例は多くはありません。

記者のインタビューに静かに答えるマリアさん親子によると、一家の主はすでに40年前に他界しており、その後お母様は閉塞症、娘さんは交通事故にあうなどの困難を経て、ホームに同居することになったのです。娘のマリアさんは現在も後遺症はありますが、親子は元気に過ごされています。

お母様は脳障害があり、娘さんのことを認識出来なくなっていますが、キスをするとし返してくれるそうです。高齢社会の日本でもこのようなホームでの老老同居が今後増えていくのかもしれません。

 

 

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