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パンプローナ夏の風物詩、サン・フェルミン祭

7月6日正午の開会式。市庁舎前広場はバンダナで赤く染まる

 

パンプローナの牛追い祭り(エンシエロ)の季節がやってきました。 スペインのお祭りといえば、これ!と思う方も多いかもしれません。
猪突猛進する牛なんて怖くないツワモノたちの(?)狂気を孕んだお祭りです。12世紀から続いている、大変歴史の古い伝統行事でもあります。
7月6日〜7月14日まで開催され、毎年、大勢の観光客が訪れます。
実際のところ、果敢にエンシエロに参加するのも、外国人観光客が多いです。

 

牛が接近すると、皆一目散に走り出す

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牛追いはお祭りの期間中、毎朝8時に行われます。
囲い場からゴールの闘牛場までのおよそ800mの距離を、先導する去勢牛6頭と闘牛6頭、計12頭が勢いよく駆け抜けます。
時間はものの2、3分ですが、その間に、それはもう凄まじい数の人間の大群が、牛を待ち構え、近づいてきたら一斉に逃げ出して、破茶滅茶騒ぎになるのです。
この喧騒の様子は毎日テレビで中継され、スペイン人たちはカフェでそれを見ながら「またやってんなロコたちが」と夏の到来を実感します。

 

牛よりも怖いのは人間の塊。転んだら起き上がれません

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その日のエンシエロが終わっても、お祭りの熱は冷めません。
人びとは皆、片手に巨大なサングリアペットボトルを持ちながらそれを人にぶっかけたり飲み仰いだりと、真夏の日差しの下で非日常的な宴が続きます。
お祭りの期間中はナバーラの伝統衣装の白いシャツに白いズボンを着用しますが、サングリアで染まってピンク色になるのがお約束です。
夕方の闘牛(エンシエロで走った牛が出場します)では異様に興奮したピンク色の集団が観客席を占めるでしょう。

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さてさてこの魅力的な祝祭については、弊社発行のスペイン情報誌『acueducto』でも特集を掲載していますので、興味のある方ぜひ一読を。
実際にエンシエロに参加された方が臨場感たっぷりに舞台の様子を綴っています。
そのほか、世界一有名なパンプローナ狂ヘミングウェイの紹介記事もございます。
https://acueducto.jp/especial/vol11/

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