マヨルカ島出身のテニスプレーヤー、ラファエル・ナダル選手(33)。2005年に19歳で全仏オープンで初優勝を飾って以降、同大会ではなんと11回の優勝記録を保持する欧州最強の現役選手。そしてアメリカ全米オープンでも、これまで2010年、2013年、2017年に開催された大会で優勝を達成。2018年には全豪オープンで試合中に右膝を故障してしまい棄権を余儀なくされましたが、再び彼はコートに返り咲き、9月9日に行われた2019年全米オープンでロシア出身のダニル・メドベージェフ選手を破り、本大会4回目の優勝を飾りました!
ナダル選手は「赤土の帝王 Rey de la tierra roja」の異名をとる驚異的なキャリアの持ち主。今回の優勝によってグランドスラムでの優勝記録は通算19回となりました。すごい数字ですが、グランドスラムの優勝回数歴代最多記録はスイス出身のロジャー・フェデラーも20回。あと1回の優勝で世界一の記録に並ぶことになります!ちょうど9日に更新された現在の世界ランキングでは第2位。このランキングのトップ3は、ナダル選手を含めて全員30代の選手(1位N.ジョコビッチ(32)、3位R.フェデラー(38))であるということにも驚き。
ナダル選手は2016年のリオデジャネイロオリンピックでも男子シングルスで金メダルを獲得しています。来年の東京オリンピックへの出場もまだ公式には発表されていませんが、出場はまず間違いないでしょう。まだまだナダル選手の勢いには衰えを感じず、スペインの生きる伝説として活躍が期待されますね。
ところでナダル選手は、オフシーズンを迎える来月10月に、長年付き合った恋人のマリア・フランシスカ・ペレロさんと結婚されると発表されています。彼らはお互いにマヨルカ島が故郷で幼馴染。ペレロさんはキャリア初期の10代からずっとナダル選手を支え続けていた女性です。来月には世界中から2人への祝福の言葉が届くことでしょう。