別のブログで「ir al grano = 本題に入る」という表現について書きましたが、
これとほぼ反対の意味を持つ表現があります。
意図的な場合もあれば、そうでない場合もあるのでしょうが、
なかなか本題に入らず遠回しな話をする人っていますよね。
「遠回しに言う、回りくどい話をする、本題から外れる」と言いたいとき、
irse por las ramas
という表現が使えます。
直訳すると「枝を通っていく」という感じになります。
「rama」は「枝」という意味。
日本語でも「枝葉末節にこだわる」と言ったりしますね。
「重要でない部分、つまらない細かな部分」という意味があります。
「重要でない部分を通る= 遠回しに言う、本題から外れる」
という感じが理解できると思います。
andarse por las ramas
も同じ意味で使えます。
- En la reunión, él se fue por las ramas y no habló del sueldo.
会議で、彼は重要な部分に触れず、給料について話さなかった。
- Juan, no te vayas por las ramas y explícanos a todos qué ocurrió aquel día.
フアン、回りくどい話はやめて、その日に何が起きたか説明して。
- No tenemos tiempo, no te andes por las ramas y cuéntame lo que pasó.
時間がないから、回りくどい話はやめて、何が起きたか話して。
「No te vayas por las ramas.」と言われないように話をするときは気をつけたいと思います。