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ヴィジャ選手、対サガン鳥栖戦で初ゴール

 

去年のスペインのアンドレス・イニエスタ選手に続いてヴィッセル神戸に移籍したダビド・ヴィジャ選手は、3月2日の対サガン鳥栖戦で初ゴールを決め、チームを勝利に導きました。この試合では、サガン鳥栖のフェルナンド・トーレス選手も出場。イニエスタ、ヴィジャ、トーレスの3選手に加え、両チームの監督もスペイン人というスペイン色の強い試合でした。

 

スペイン北部アストゥリアス出身のストライカー、ヴィジャ選手は、スポルティング・ヒホン、サラゴサ、バレンシア、バルセロナ、アトレティコ・デ・マドリー、メルボルン・シティ、ニューヨーク・シティなど多くのチームでプレーし、得点に大きく貢献してきました。

 

ヴィッセル神戸からオファーを受けたときは、先に移籍したイニエスタ選手に相談したそう。「ヴィッセル神戸は温かく受け入れてくれ、選手のレベルも高く、チームでの居心地もいいし、家族も日本で快適に暮らしている」と聞き、移籍を決めたそうです。イニエスタ選手といっしょにプレーできることも魅力だったとのこと。

 

「自分の仕事はより多くのゴールを決めること」と語るヴィジャ選手。イニエスタ選手などの他の選手との絡みも含めて、これからの活躍が期待されます。

 

ちなみにヴィジャ選手の愛称「エル・グアヘ(el Guaje)」は、彼の故郷のアストゥリアスの言葉で「子ども、若者」を意味し、「炭鉱夫見習い」の意味もあるそう。年上とサッカーの練習をすることが多かったために「グアへ」と呼ばれるようになったと言われています。彼の生まれたトゥイージャ(Tuilla)は小さな炭鉱町で、彼にとって「エル・グアヘ」という愛称は故郷に関連した特別な意味も持っているようです。

 

また、ヴィジャ選手やイニエスタ選手は日本の有名なサッカーアニメ、「キャプテン翼(Oliver y Benji)」を見て育った世代だそうです。先日、イニエスタ選手は京成電鉄の『キャプテン翼』のイベントに参加、「キャプテン翼は大好きなアニメ」とツイッターでも語っていました。

 

なぜかスペイン語版の題名は『Oliver y Benji』となっている『キャプテン翼』はスペインでも大人気のアニメです。インターネットで探せば、スペイン語版のものを見られます。日常的な言い回しやサッカー用語を知ることができて、おもしろいですよ。よく使われる単語がサッカーでは別の意味を持っていたりします。サッカーファンの人なら『Oliver y Benji』で楽しくスペイン語が勉強できるかもしれません。そうでない人も一度はお試しを。

 

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