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スペイン語ネイティブにとって難しい外国語は?

 

スペイン人は初対面のイタリア人ともお互いに意思疎通ができる! こんな話を聞いたことはありませんか? 共にロマンス語に分類されるスペイン語とイタリア語は、発音も非常に近く、同じ形あるいは非常によく似た形の単語も多数あります。だからスペイン語ネイティブにとっては日常会話レベルなら「細かいところはわからないけれど話の大体のニュアンスはわかる」感覚で、実際にイタリア語しか話せないイタリア人と出会っても互いの母語でうまく凌いでしまうのでしょう。ADELANTEでもイタリア語を勉強してからスペイン語も勉強し始めた……という生徒さんもいらっしゃいますね。

では逆にスペイン語ネイティブにとって難しい外国語はなんだと思いますか? 予想してみてください。

 

アラビア語

世界で最も難しい言語の1つとされているアラビア語。日本人にとってもアラビア語? と聞くととても難解なイメージを持つ方が多いと思います。そしていくらイスラム文化の影響があったとはいえ、アラビア語はスペイン人にとってもやっぱり難しい。文法、アルファベット表記もスペイン語を含むインド=ヨーロッパ言語とほとんど共通点がありません。

 

バスク語

バスク地方にはバスク語もカスティーリャ語もネイティブという人たちが大勢いますが、その他の地域のスペイン人にとって、バスク語はとても難しい言語。ロマンス語族とは文法構造がまったく違うため、まるで中国語や日本語など他のの非ヨーロッパ言語を学ぶのと同じくらい根気のいる学習です。ADELANTEでも過去に何度か、バスク語ネイティブの講師のレッスンを実施しましたが、皆さん「スペイン語と全く違う!」と驚いていました。発音自体はそこまでややこしくはないので、挨拶や簡単な用語は覚えてからバスク地方に行くのもいいですね。

 

広東語

中国語の標準語(マンダリン)よりもさらにスペイン語ネイティブが難しいと意識しているのが声調が9つもある広東語。特にヨーロッパ言語のように単語と単語との間を区切らないマンダリンや広東語は、1つ1つの漢字に含まれている意味を覚えねばならず、こうした点がやはり彼らにとっては難解であるようです。

 

フィンランド語

フィンランド語もまた、学ぶのが最も難しい言語の1つといわれています。ラテン語系の言語と全く違うフィン・ウゴル語派なので、同じEUの国の言葉であってもスペイン人にとっては全く未知の言葉に映ります。文法に関しても、「〜の後で」「〜なしに」などスペイン語で前置詞に相応する言葉の聞き分け・用法につまづいてしまいます。

 

日本語

じゃあスペイン語ネイティブにとって私たちの母語、日本語は? 難しい点と易しい点があります。易しい点、それは日本語は他の言語に比べると音の種類が少なく、またスペイン語とも発音が近いこと。だから耳から言葉を聞くのはネイティブたちも得意で、ある程度慣れてくると字は読めなくても話せたり聞き取れたりするようになります。そして難しい点は、文法と文字。もうこれは私たち日本人なら「そうだよね」と言ってしまうところですね。話すのは好きだけれど日本語の字は読めない、という外国人は大勢います。また、敬語やバリエーション豊かな一人称なども独特。敬語を自然に操れる外国人は日本在住の人でも一握りに限られます。

 

とはいえ外国語学習とはもともと根気が必要なもの。言語交換(インテルカンビオ)などでお互いにできる限り助け合えたらいいですね。

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