スペイン人の勤務時間や勤務スタイルは、一体どんなでしょう?日本でも有名な、スペイン人のシエスタは、社会人になってもありなのでしょうか?日本人にとって不思議が一杯のスペイン人勤務形態をお教えします。
【jornada continua】
6時間以上、7〜8時間勤務で1時間以内の休憩ありの、最も一般的な勤務スタイル。主に会社員、銀行員や教師などがあてはまるが、職種によって変動する場合もある。メリットは、割と早めの帰宅が可能であること。(例:午前8時半〜午後15時半までの勤務うち1hの休憩をはさむ)
【jornada partida 】
8時間勤務(40h/週)で1時間〜1時間半以上の休憩ありの、一日の拘束時間が長めの勤務スタイル。職種は様々だが、自営業が多い。たとえ会社員でも、一旦家に戻って食事を取り、休憩してから再度仕事場へ戻る人もいる。メリットは、長い休憩をはさむのでリフレッシュして再度仕事に取りかかる事が出来る。(例:午前8時半に出勤して午後14時半まで勤務、休憩をはさんで再び午後17時〜20時まで勤務)
【trabajo nocturno】
夜勤は医者、看護師、警察、タクシー運転手、警備員など様々な職種の夜の勤務スタイル。(例:午後10時〜午前8時まで勤務うち1hの休憩をはさむ)
【trabajo a turnos】
シフト制は、6時間以上7〜8時間勤務で1時間以内の休憩ありの勤務スタイル。
もちろん、その他にも勤務形態は存在しますが、一般的に知られるスタイルは大まかにこの4タイプになります。スペインの、長い休憩をはさんで午前と午後に分けて働くスタイルは、スペインの気候に関係しており、昼間が暑く長い夏場などはたとえ勤務拘束時間が長くてもありがたいことなのかもしれません。ちなみに、スペイン人有給日数は年間平均約20日で、消化率はほぼ100%です。