6月は日本では梅雨の季節ですね。
雨がよく降る国だけあって、日本語にはたくさんの雨に関する言葉があります。
日本に比べると雨の少ないスペインですが、北部のガリシアやアストゥリアス、バスク地方などは結構雨が降りますし、緑も多いです。
そのせいか雨に関するスペイン語の表現は意外にたくさんあります。
では、雨にまつわる表現を見ていきましょう!
- llover a cántaros :大雨が降る、土砂降り、バケツをひっくり返したような雨が降る
「cántaro」は「つぼ(壺)、かめ」などの入れ物のことで、「llover a cántaros」は「バケツをひっくり返したように雨が強く降ること」を指します。 - llover a mares:大雨が降る、土砂降り
こちらも「llover a cántaros」と同様に、大雨が降ることを意味します。
「mar」は「海」のことを意味し、「a mares」で「大量に、たくさん」の意味があります。
海のようにたくさん雨が降る、という感じですね。
「sudar a mares」と言えば「大汗をかく」の意味になります。 - caer chuzos de punta:大雨が降る
こちらも「大雨が降る」の意味です。
「chuzo」は槍(やり)のように木の棒の先端に金属の尖った部分のついた武器のことで、「caer chuzo de punta」は文字通りの意味は「槍が落ちてくる」。
雨が非常に強くて命の危険すら感じさせるような状態を指しているそうです。 - llover sobre mojado:泣きっ面に蜂、悪いことは重なるものだ
文字どおりは「濡れているところに雨が降る」の意味で、「状況が変わらないこと、立て続けに悪いことが起きる状態」のことを指します。
「雨が降る」は普通lloverを使いますが、他にも次のような動詞が使われます。
– diluviar:大雨が降る
– chaparrear:非常に強い雨が降る
– gotear:雨がポツポツと降る(gotaは「滴」の意味)
– lloviznar:霧雨が降る(lluvia menudaで「霧雨」)
– chispear:小雨が降る(= llover muy poco)
雨に関するスペイン語の表現、ぜひ使ってみてください。
スペイン語の天気予報を聞いてみるのもいいですね。