雲というと、高いところにあって、ふわふわして、つかみどころのない印象がありませんか?
日本語で「雲をつかむような話」というと、物事が漠然とした様子や具体性に欠けて現実性がない様子を表しますね。
スペイン語でも“nube”(雲)を使った表現がいくつかありますが、「雲」についての印象は日本語と同じ感じがします。
では、雲の表現を2つ見てみましょう。
最初はestar en las nubesです。
Jose, tú estás en las nubes.
ホセ、ぼんやりしてるでしょ
Discúlpeme, estoy en las nubes y no he entendido nada.
すみません、ぼんやりしていて何もわかっていません
El alumno siempre está en las nubes.
その生徒はいつもぼんやりしている
estar en las nubesは「ぼんやりしている、他の事を考えている、上の空(うわのそら)」という意味です。
estar despistado / estar destraído / no prestar atenciónなどと同じ意味です。
「上の空」というのがまさにen las nubesの感じです。
次はestar por las nubesです。
Los mariscos están por las nubes.
シーフードの値段がとても高い
El alquiler está por las nubes.
家賃がとても高い
estar por las nubesは「値段がとても高い、とてもお金がかかる」ことを表します。
雲の高さくらい値段が高いイメージですね。
どちらも日常的によく使われる表現です。
enかporで意味が変わってくるので注意しましょう!