9月19日に噴火を始めたカナリア諸島のラ・パルマ島にあるクンブレ・ビエハ(Cumbre Vieja)。火山活動は1週間続いており、活動の勢いが強まっていることからさらに避難指示が出されています。
26日の時点で、212ヘクタールが溶岩で覆われ、住宅など461棟、約17キロの道路が被害を受けています。幸い、人的な被害はこれまで出ていないようですが、約6,000人の住民が避難を余儀なくされました。
実はカナリア諸島で火山の噴火が起こるのは珍しいことではありません。15世紀以降にラ・パルマ島では今回の噴火を含めて9回の噴火が記録されています。ラ・パルマ島での前回の噴火は1971年で、カナリア諸島の中で一番多くの噴火を経験しています。テネリフェ島でも4回、ランサローテ島でも2回の噴火が起きており、いつ噴火が起きても不思議ではない状態のようです。
ニュースでは、容赦なく住宅などを飲み込んでいく溶岩流の様子や、家や大切なものを残して避難しなければならず涙する住民の姿、いつまで続くかわからない火山活動や今後の生活に対する不安が語られていました。
火山噴火関連のニュースでよく聞く単語を拾ってみました。
volcán:火山
volcán activo:活火山
erupción:噴火
lava:溶岩
colada de lava:溶岩流
magma:マグマ
actividad volcánica:火山活動
ceniza:灰
desastre:災害
catástrofe:大災害、大惨事
evacuar:避難させる、撤退する
arrasar:破壊する、壊滅する
destruir:破壊する
daño:損害、被害
reconstruir:復興する、再建する
できるだけ早く火山活動が収まり、住民の方々が普通の暮らしに戻れることを祈りたいと思います。