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マドリード-アランフェス間のいちご列車、今年は6月19日から運行

スペイン鉄道財団が2021年の「いちご列車」のキャンペーンを発表しました。

今年はマドリード-アランフェス路線開通170周年にあたり、

豪華な食堂車2両を連結して6月に2便、9月と10月で14便が運行される予定です。

いちご列車に関する情報が見られるアプリも利用可能になりました。

 

毎年マドリード-アランフェス間を走る観光列車「いちご列車」ですが、

去年は新型コロナウイルスのため運行されませんでした。

 

マドリード最初の鉄道であり、イベリア半島2番目の鉄道でもあるマドリード-アランフェス路線は1851年に開通しました。計画当初は、サラマンカなどさまざまな目的地が検討されましたが、アランフェスが最終目的地に選ばれました。

 

マドリード最初の鉄道を記念する取り組みである「いちご列車」がスペイン鉄道財団、マドリード鉄道博物館、マドリード州、アランフェスの役場の協力で始まったのは1984年のことで、今年で17年目になります。

 

列車はマドリード鉄道博物館を午前10時に出発し、午後7時半頃にマドリードに戻る予定です。

料金にはマドリード-アランフェス間の往復の他、車内でのいちごの試食、現地での観光が含まれ、現地での観光は3つのコースが選べます。

車内では乗務員が19世紀のクラシックな衣装を着て迎えてくれるそうです。

 

アランフェスは王宮や美しい庭園で有名で、王宮と庭園を含む景観は「アランフェスの文化的景観」としてユネスコの世界遺産に登録されています。タホ川と庭園に囲まれた王宮はとてもきれいで、ロドリーゴ作の「アランフェス協奏曲」を思い出す人も多いかもしれません。

 

アランフェスはマドリードの中心から電車かバスで1時間ほどで行くことができます。

近場でマドリードから観光したいときにはおすすめです。

いちご列車に乗れる時期ならぜひ乗ってみてください!

 

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