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ディーゼル車廃止2040年

スペイン政府は今年度の第1四半期内に、気候変動によるエネルギー移行に関する法律の改正案の打診しています。それは、温室効果ガス削減を目指すため、2040年までに完全にディーゼル車の販売を禁止するというものです。さらに「脱炭素化」の社会を目指すべく、地球温暖化の原因となる炭素を防ぎ、化石燃料からの脱却を目指していると言及しています。地球温暖化は、排気ガスが原因となって起こります。その中でも大きな割合を占めるのが二酸化炭素(CO2)で、石油や石炭、天然ガスなどの化石燃料を燃やすと、大量の二酸化炭素が大気中に放出されて空気が汚染されるのです。そういった事から世界中で、再生可能エネルギーの活用を進め将来的に化石燃料に頼らない社会を作ろうという考え方や動きが広がっています。この法案が可決され、将来実行されるとスペインはヨーロッパで初めてのディーゼル車廃止国となる可能性もあります。また、首都マドリードやバルセロナなど人口5万人以上の都市では、2023年までに自動車の通行を制限する地区を設ける予定、さらには2050年までにはガソリン車などの全ての内燃機関を持つ自動車の走行禁止も検討しているのです。

 

では、一体2050年以降のスペイン国内でのこれらの代わりとなる車は何なのでしょうか?それは、電気自動車(EV)です。このEVの普及が格段に進む可能性が考えられます。スペインの自動車産業にも大きな変革が起こることでしょう。ただ、現在のスペインから電気自動車だけが走行している光景は全くと言って良い程想像がつかないというのがスペインの人々の本音ではないでしょうか。またEVの価格の高さが普及を妨げるのではないかという懸念も上がっているそうです。環境負荷ゼロ(Camino al cero)を目指すスペインの、そして世界の動きにこれからも目が離せません。

 

 

 

 

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