今年のスペインのサマータイムは、3月25日の現地時間午前2時から始まります。
はたして時計の針を進めるのかもどすのか？スペイン人でさえとまどうサマータイムですが、日本では同日の午前9時から始まることになります。日本との時差が8時間から7時間に変わるので、スペイン時間を考える時は日本時間から7時間引きます。
お昼間の時間が長くなるので、夜10時頃まで太陽が顔を出しているスペイン。人生を謳歌出来ると喜ぶ人もいれば、晩ご飯が遅いのでつい夜更かししてしまい、睡眠不足で朝の起床がつらいなどの欠点もあり、健康面でのサマータイムがもたらす影響については賛否両論です。
ただ環境の面では、電気エネルギーの70%の節約になるなど利点もある様です。スペインのARHOE（サマータイム合理化委員会）は、サマータイムを廃止し、フランコ政権以前のように夏時間・冬時間のない時間帯を戻そうという意見を発しています。
中央ヨーロッパを軸に考えられているこの時間帯は、確かに西ヨーロッパのスペインには必ずしもしっくりくるものではないという現実に直面しているのです。