ABC CIENCIA 6月14日のオンライン記事より
”La gente nacida después de 1975 es cada vez más tonta” 1975年以降に生まれた人のIQはだんだん低下している?! 衝撃的なタイトルですね。
20世紀、フリン効果と呼ばれた現象で各世代ごとにIQ指数が平均的に3ポイントも向上した時代があったそうです。栄養満点で学業優先、そして夜勉強する際に人工光に当たる(?)と知能があがると考えられていた時代だったそうです。
ノルウェーの調査員によると現在、各世代ごとに若者のIQが少なくとも7ポイント減少しているそうです。つまり、我々現代人の知能はご祖先達より低下しているというのです。そして1975年頃からその減少が始まったと唱えられています。米国アカデミー発行の機関誌によると、知能低下は決して遺伝的なものではなく、教育環境の激変、本離れ、ゲームやパソコンの普及が主な原因と考えられています。
ラグナル・フリッシュ経済センターの調べでは、知能テスト(IQテスト)をノルウェーの1970年から2009年までの徴兵した若者男子730.000人で調査したところ、その中で平均的に7ポイント知能が下がった上、1991年生まれの男子は1975年に比べて5ポイント減少、1975年生まれの男子は、1962年に3比べて3ポイントの減少が見られたそうです。
またその昔は、子沢山の家族の知能指数を否定するかのような定説が流れていた時期もあったそうですが、現在は全く関係ないとみなされています。やはり教育環境の違い、数学や国語などの教育内容の違いが原因だとされています。またテレビやパソコン、本離れなどが知能低下の鍵を握っている様なのです。
さらに以前の知能指数の出し方は現代人対応でないと言え、また今回の調査は今になって判明したことではなく、以前から懸念されていたテーマでもあるのです。イギリスでの調査によると、2013年の別の調査によると、知能指数は近年10年ごとに2.5ポイント、4.3ポイント確実に低下しており、これは先駆的発明品や発見を多く産出したビクトリア王朝時代 (1837-1901)のような発展と今のそれを比べると衰退を感じてしまうのも無理はないのでしょう。やはりその時代の環境とビジュアル中心の19世紀頃から現代にかけての環境は一目瞭然違う訳です。
ノルウェーのこの定説は様々な議論を巻き起こしています。