スペインと言えば、サッカーの強い国というイメージがあります。
でも、みんながサッカーをしているわけではありません。
一般のスペインの人はどんなスポーツをしているのでしょうか?
競技連盟に登録している選手の数で見ると、
- サッカー、2. バスケットボール、3. 狩猟、4. ゴルフ、5. 登山・クライミング、6. 柔道、7. ハンドボール、8. 陸上、9. バレーボール、10. パデル
となっています。
サッカーはやはり一位で選手の数が100万人を超えていますが、2位以下は一桁小さい数になっています。
6位の柔道は意外な感じがしますね。
さて、一般の人はどんなスポーツをしているのか見てみましょう。
ある統計によると、スペインには500万人以上のランナーがいるそうです。
これはスペインの人口の約10%にあたります。サッカー選手の数の5倍以上で、ランニングはスペインでもっとも人気のあるスポーツになっています。
新型コロナウイルスの影響のためにジムでトレーニングをすることが難しくなったこともあり、ランナーの数はさらに増えつつあります。
ランニングの人気はスペイン各地で行われるランニング競技の数の多さにも現れています。
毎週末どこかで競技が行われ、ランニング愛好者が参加しています。(今年はコロナウイルスで事情が違いますが)
また、自転車もひそかに人気があります。
ある調べによると、約900万人が週に一度は自転車に乗っており、その多くが毎週スポーツとしてサイクリングを楽しんだり、レースに参加したり、山で乗ったりしているそうです。
自転車を楽しむ人の人口もサッカー選手の数を超えています。
次に人気があるのはパデルです。
パデルはスペイン生まれのテニスとスカッシュを足したようなスポーツです。
コートはテニスの半分ほどのサイズでネットをはさんでダブルスでプレイします。ラケットはテニスより小さくグリップが短いので打ちやすく、ガットはなく板状になっているのでまっすぐにボールが飛びやすいそうです。
コートは金網と強化ガラスで囲まれていて、金網やガラスにあたったボールも打ち返すことができます。
定期的にパデルをプレイする人は200万人とも言われ、パデル用のコートも最近増えています。気軽にできるスポーツとして人気があるようです。
日本にもパデル協会があり、パデルのできる場所が増えてきています。
サッカー選手が多いスペインですが、一般の人はランニングや自転車、パデルなどを定期的に楽しんでいるようです。
スペインの人は散歩も好きです。
散歩をスポーツと言えるかどうかわかりませんが、多くの人がおしゃべりしながら楽しそうに歩いています。以前にホームステイしたスペインの家の人も毎日1時間くらい散歩していました。一緒に散歩しましたが、かなりの距離で慣れるまでは筋肉痛になりました(笑)。
これからはスポーツをするのが気持ちいい季節ですね。どんなスポーツをしますか?