「マドリード」と言えばスペインの首都。あたりまえですよね!?でも、コルドバという地名がアンダルシアとアルゼンチンにあり、グアダラハラもスペインとメキシコにあるように、マドリードも1つではありません。あまり知られていませんが、世界中になんと30以上も「マドリード」という名前の街が存在しているそうです。
たとえば、アメリカ合衆国には11ヶ所も「マドリード」があります。メイン州、アラバマ州、コロラド州、ケンタッキー州、ネブラスカ州、ニューメキシコ州、バージニア州、ミズーリ州、アイオワ州、ニューヨーク州などにあり、アイオワ州とニューヨーク州の「マドリード」は人口が2000~3000人ほどの街で、他はもっと小さな街のようです。
スペインのマドリードに次いで人口が多い「マドリード」はコロンビアのボゴタのすぐ近くにあります。人口7万人ほどの街ですが、その名前はスペインのマドリードとは直接関係はなく、コロンビアの作家・政治家のペドロ・フェルナンデス・マドリードの名前にちなんでつけられたそうです。
ビーチのある「マドリード」もあります。フィリピンの「マドリード」はミンダナオ島にあります。もともとは別の名前でしたが、スペイン植民地時代に「マドリード」と呼ばれるようになったそうです。
600年以上の長い歴史を持つ「マドリード」はウズベキスタンにあります。アフリカにも「マドリード」という名前の街があるそうです。さらに、スウェーデンのUpplands-Broという地域にヨーロッパの首都の名前がついた地区があり、その1つも「マドリード」になっています。他にも、カナダ、メキシコにも「マドリード」があるそうです。
スペイン内にも首都以外の「マドリード」がブルゴスにあります。マドリード・デ・ラス・カデレチャス(Madrid de las Caderechas)です。首都のマドリードから300キロほどのところにあり、自然が豊かな小さな街です。
いろいろな国にある「マドリード」。「マドリード」めぐりをしてみるのも楽しそうですね。