気温が高い日が続いています。
蒸し暑い日が続く日本ではエアコンは必須の家電ですね。
気温だけで見ると、たとえばスペインのマドリードやトレドでは最高気温が40度という日もあります。さらに南に行くともっと高い場合もあります。
これだけ暑いスペインのエアコンの普及率はどれくらいなのでしょうか?
ある調査によると、スペイン全体での住宅のエアコン(冷房)の普及率は約34%だそうです。
都市別に見ると、エアコンの普及率が高いのは、セビリャ(73.7%)、コルドバ (70.7%)、 パルマデマヨルカ(62.3%)、バルセロナ(59.9%)、マドリード (58.8%)、バレンシア(57.5%)、アリカンテ(54.1%)、マラガ(53%)となっています。やはり、南部の気温が高い都市はエアコンの普及率が高いようです。
一方、北部の都市は比較的気温が低いのでエアコンのある住宅は少なく、ビトリア(1%)、ブルゴス (1.1%)、 アコルーニャ (1.4%)、レオン (1.6%)、サンタンデール (1.6%)、アビラ(1.8%)となっています。
賃貸か分譲かで見ると、賃貸住宅のエアコン普及率は平均51.5%であるのに対し、分譲住宅はわずか31.5%。賃貸の場合はエアコン付きだとプラスの条件になる場合が多いですが、分譲の場合は購入時にエアコンの有無はあまり問題にならないためのようです。
たとえば、セビリャでは賃貸住宅の85.3%がエアコン付きで、分譲でエアコン付きは65.2%。他の都市でも同様の差が見られます。
スペインではかなり暑くてもエアコンなしでなんとかしのげるのは湿度が低いからだと思います。日陰に入ると涼しく感じられるので、日本の暑さとはかなり違いが感じられます。また、昼間は暑くても夜は気温が下がるのも一つの理由かもしれません。
ちなみに、日本では2人以上の世帯の92%がエアコンを保有しており、保有している世帯の平均台数は3台だそうです。各部屋にエアコンがある感じですね。エアコンなしで眠れる季節が来るのが待ち遠しいです。