着工から140年たった今も建設工事が続いているバルセロナのサグラダ・ファミリア(Sagrada Família)。
驚異的な工期短縮や観光客が増えて予算が潤い出したことにより、アントニオ・ガウディ没後100年の2026年に完成すると言われていたのですが、
とうとうここにもコロナウィルスの影響が出てきそうだということです。
サグラダ・ファミリアの工事は、スペイン全土の非常事態宣言が発令された3月から中断されたままでした。
9月16日、工事の責任者が記者会見を開き、今後2週間以内に工事を再開することが明らかにされましたが、
コロナウィルスの感染拡大の影響でスケジュールを見直さざるをえなくなったため、言われていた2026年の完成は難しくなってしまったそうです。
工事の中断だけでなく、建設費用は観光客の入場料収入により賄われているため、大幅な観光客の減少が工事のペースを遅くせざるえなくなってしまいました。
現時点では、18塔の中で2番目に高い、聖母マリアにささげられる巨大な塔の工事を終えるための資金しかないということです。
新たな完成時期について見通しは立っていないとも述べてられていました。
コロナウィルスの影響はさまざまなところに出ていますが、まさかアントニオ・ガウディも100年後の世の中を想像できていなかったことでしょう。
どうか早くコロナウィルスが終息し、平和な世の中が戻ってきますように・・・