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スペインの人は住んでいる自治州にどれくらい満足してる?

日本語では「住めば都」と言うように、どんな所でも住み慣れれば心地よく思えるようになるものと考える人もいるようですが、住んでいる場所に満足していますか?

スペインの人は住んでいる場所にどれくらい満足しているのでしょうか?

 

2317人の18歳以上のスペイン人を対象にして行われた居住地(自治州)への満足度の調査の結果を見ると、満足度が高かったのは、カンタブリア州(84%)、アストゥリアス州(82%)、ガリシア州およびアラゴン州(ともに77%)でした。
偶然なのか、すべて北部の自治州ですね。

 

10人に6人が他の自治州に引っ越すことを視野にいれており、30%の人がヨーロッパの他の国や北米、南米に住むという選択肢を考えていることもわかりました。

 

一方、他の自治州への引っ越しを考えていない人が多い自治州は、アンダルシア州(57%)、カナリア諸島(56%)、バレンシア州(49%)でした。
参考までに、マドリード州は25%、カタルーニャ州は33%でした。
これは満足しているから引っ越ししたくない人が多いと考えられるでしょう。

 

反対に他の自治州への引っ越しを考えていない人が少ない自治州は、カスティーリャ・イ・ラ・マンチャ州(14%)、リオハ州(22%)、カスティーリャ・イ・レオン州(20%)でした。
住み続けたいと思う人が少ない州と考えられますが、その理由まではこの調査ではわかりませんでした。

 

住みたい人が多い人気の自治州は、上位からアンダルシア州、バレンシア州、アストゥリアス州とカナリア諸島、パイス・バスコでした。どれも海に面した州であるのは、海辺に住みたい人が多いからなのでしょう。

 

また、調査対象の27%がここ数年で引っ越しをする予定か、その可能性が高いと答えています。この点では年齢の影響が大きく、35歳未満の人の多くが引っ越しをすると答えています。

 

全体としては、27%の人が海辺に住みたいと答え、26%が中くらいから小さな街に住みたいと答えました。15%が田舎の小さな町(村)、10%が人の少ない田舎、8%が大都市の中心、同じく8%が大都市の郊外に住みたいと答えています。

 

居住地への満足度は、住居(家)や環境、社会との関わりなどが大きく影響してきますし、年齢などによっても求める条件や環境が変わってくると思います。

 

あなたなら、どの自治州に住みたいですか?

 

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