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スペインでバルの数が多い街はどこ?

スペインといえばバルの国。バルはスペインの人にとってなくてはならない場所と言えます。朝はコーヒーを飲み、昼ごはんを食べ、夕方には軽食を取り、夜は友達といっしょに一杯飲む。どんなに小さい街や村にも教会とバルは必ずあると言われています。では、バルの数が多い街はどこでしょうか?サン・セバスティアン?バルセロナ?それともマドリード?

 

 

飲料メーカーとスペインの外食産業協会の調査によると、スペイン全土で101,397件、人口1,000人あたり2.8件のバルやカフェテリアがある計算になります。でも、どの地域にも同じようにお店があるわけではありません。そこで街ごとの人口1,000人あたりのバルの数についての調査の結果を見てみましょう。

 

 

上位5位をあげると、1位はレオン(5.03件)、2位サラマンカ(4.22件)、3位サモラ(4.14件)、4位オウレンセ(4.05件)、5位パレンシア(3.60件)サン・セバスティアンは7位(3.29件)、バルセロナは26位(2.65件)、マドリードは45位(1.83件)です。上位はカスティーリャ・イ・レオン地方が占めています。意外でしたか?

 

 

スペインの人にとって、まずバルは人と会うための場所。友達と会う、人と知り合う、お店の人と会うなど、そこに行けば誰かに会える場所と言えます。友達と一杯飲む他にも、サッカーの試合を見たり、のんびりしたり、文章を書いたり、何かのアイデアを考えたりする場にもなっています。

カマレロ(camarero, camarera)と話すのを楽しみにしている人もいます。お気に入りのバルのカマレロの名前を知っているのは普通のことで、バルに家の鍵を預けている人も多いそう。信頼関係があるのはいいですね!バルで恋が生まれることも多いようです。

 

バルに行く時間帯は、お昼ご飯の前の10時から13時、夕食前の19時から21時の人が多いそうです。でも、楽しい仲間と行くなら時間はあまり関係ないかもしれませんね。

 

 

バルによくある名前

バルセロナやマドリードを歩くと、アンダルシアやガリシアの街の名前のついたバルをよく見かけます。けれど、バルにもっとも多いのは村や街にある場所の名前です。なんと1位は Plaza(広場)!2位Avenida(通り)、3位Parada(停留所、バス停)、4位Central(中央)、5位Parque(公園)です。たとえば、「Bar Plaza」、「Bar Parada」といった具合です。どこの街や村にもある場所ですね。人の名前のついたバルも多いです。人の名前で多いのは、1位Manolo、2位Ángeles、3位Marina、4位Casa Pepe、5位Casa Pacoだそうです。

 

 

スペインでバルに行くことがあれば、バルの名前やお客さんがどんな楽しみ方をしているのかを観察したり、カマレロと話をしてみると楽しそうです。お気に入りのバルが見つかるといいですね!

 

 

 

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