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知ってる?サグラダ・ファミリアの魔方陣

 

先日、スペインを旅行された受講生の方からおみやげをいただきました。ありがとうございます!バスク地方、サラゴサ、バルセロナなどに行かれたそうで、サグラダ・ファミリアの魔方陣のピンバッジをいただきました。(他にもいただきました!)サグラダ・ファミリアに魔方陣(cuadrado mágico)があるのをご存知ですか?

 

場所は受難のファサードのキリストとユダの像の横。縦4列、横4行の魔方陣があります。16コマの中に数字がならんでいて、縦、横、斜めのどの方向でも数字の合計が33になるように作られています。普通の魔方陣では数字は1回ずつ使われますが、この魔方陣では、14と10が2回ずつ使われていて、12と16は使われていません。

 

数字の合計が33になっているのは、キリストが磔にされたときの年齢が33歳だったためだそうです。他にもガウディに関するさまざまな意味があるのではと言われていますが、実際には受難のファサードの彫刻を担当したのはカタルーニャ人の彫刻家ジョゼップ・マリア・スビラックスで、魔方陣もジョゼップが作ったものです。ジョゼップの彫刻は角張った感じで、現代的でどこか冷たさやつらさを感じさせる気がします。受難のファサードはキリストの死がテーマなので、彼の作風は合っているのかもしれません。

 

もう一つ、日本人の彫刻家の外尾悦郎氏が作成した、生誕の門の15体の天使の像などの彫刻も見逃せません。40年にも渡ってサグラダ・ファミリアで彫刻を続けている外尾氏は、現在では主任彫刻家になっています。

 

サグラダ・ファミリアはガウディ没後100年にあたる2026年に完成予定です。工期の大幅な短縮が可能になったのはIT技術の進歩のおかげだそうです。ガウディの頃には存在しなかったコンピュータによる設計や3Dプリンタのおかげで、作業はかなりスムーズに進んでいるようです。さて、予定通り完成するのでしょうか?それは誰にもわかりません(笑)。

 

 

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