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スペインのクリスマス宝くじ!人気の番号は?

 

12月22日はスペインではクリスマスの宝くじの日。毎年大勢の人たちが期待に胸を膨らませて宝くじを買います。中には、とにかく一等のエル・ゴルド(約5億円)の当選を夢見て本気で当選する数字の分析をする猛者もいます。毎年、この宝くじのために作られるコマーシャル動画もすでに出来上がっています。この動画も手が込んでいてなかなか素敵です。

 

スペイン人の国民的遊戯とも呼べるほどの人気の宝くじですが、その特徴として、同じ番号のシートを個人ではなく家族や友人たちと一緒に購入するという習慣があります。番号は00000〜99999までの五桁構成。そして同じ番号のシートが1組10枚で売られているので、日本の宝くじとは異なり、複数人が同番号で購入したり当選したりということがあり得るわけです。だから当選したら家族や友人と山分け、一緒に当選の喜びを分かち合うことができるという素敵なシステムです。もちろん、個人で挑戦したい場合はバラ売りを購入することもできます。宝くじが当たったら何を買う?どうする?という囁きはスペインでは年末の風物詩です。ちなみにADELANTEのスペイン人ネイティブも毎年欠かさず宝くじを購入しているとのこと(笑)

 

日本でも年末ジャンボがありますね。宝くじの数字を選ぶとき、「避ける」数字はありますか?日本だとよく「4」が不吉な数字として願掛けの時には避けるということがありますが、スペインでもやっぱり宝くじ購入者が避ける傾向にある不吉な数字があります。でも数字分析者にはそんな迷信は関係ない!?

 

ヨーロッパで不吉とされる数字は、誰しもが「13」を思い浮かべるでしょう。しかし意外なことに、毎年この数字はスペインの宝くじで最もよく選ばれる数字だそうです。不吉の裏をかく発想でしょうか?全体的に偶数よりも奇数が選ばれやすいという傾向があり、最後の数字が3、5、次いで7、9で終わる番号が最も売れるそう。

 

それではスペイン人が忌み嫌う数字は?その1つはスペイン内戦の年号を示した「36」と「39」。古来の「13」の不吉の迷信よりも、まだ歴史の浅い内戦の悲劇を想像させる数字の方が、忌数となるのは何らおかしくないことですね。

 

さらにもっと経験則的な理由で数字分析者たちが避ける番号があります。それは過去に一度も当選していない終わり2桁の番号です。:09、10、21、25、31、34、41、42、43、51、54、59、67、78、82。また始め2桁の番号も同じ理由で避けられます:27、37、39、41、44、51、64、67〜75、77、80〜99。

 

スペインの宝くじは観光客でも街中で気軽に買えます。ただし1組10枚は200ユーロもするので、旅の思い出に購入するならバラ売りで1枚20ユーロを選ぶのが無難でしょう。当たっても外れても楽しい。さらに還元率70%(日本の年末ジャンボは50%以下)なので、軽い気持ちで購入してみたら本当に当選しちゃった!ということも現実で起こり得るわけです。当選に現実味があるからこそ、スペイン人たちも必死で数字分析をして可能性を高めようとするわけですね。

 

もしスペインの宝くじに当たったら、そのお金でまたスペイン旅行をするなんてのも良いですね!

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