スペインの人がよく飲むのはビール?それともワイン?毎日飲む人が多い?こんな疑問に答える調査結果が発表されています。この調査はアルコールとドラッグに関して2年毎に行われているもので、今回のものは2015年に22,000人以上を対象に行われたものです。
平日、週末を問わず、スペインの人がよく飲むのはビールとワイン。そして、お酒を飲み始める年齢は年々早くなる傾向があり、平均年齢は16.6歳。かなり早い気がしますね。スペインでお酒を飲む人の中心は25歳から54歳の人たちです。
スペインの人は毎日お酒を飲んでいるイメージがあるかもしれませんが、実際には毎日飲む人は減少傾向。ですが、お酒を全く飲まない人は少数派です。15歳から64歳のスペイン人の実に93.5%の人がアルコールを嗜んでいますが、毎日飲む人はわずか9.3%。ここ10年で、この数字は約15%からだんだんと低下しています。
さらに、前回の調査と比べると消費量は全体的に減っていますが、実際には増加傾向にあります。これにはアルコールを飲む未成年の学生(14,15歳)が増えていることが関係しています。
好んで飲まれるのは、ビール(46.4%)、次がワイン(29.1%)、3位が両方ミックス(24.3%)。面白いことに平日と週末では飲み方に大きな違いがあります。
お酒を飲む人の10人に4人は平日にビールを飲んでいますが(39.7%)、週末には72.9%が飲んでいます。ワインは平日、週末とも2番目によく飲まれていて、4人に1人は月曜日から木曜日に一度はワインを飲み、週末には45.1%がワインを飲んでいます。
一方、カクテルは週末のためのお酒になっていて、10人に6人が金曜日から日曜日にカクテルを飲んでいます。また、ベルムー、シェリー酒、フィノは35歳から64歳の人に最も飲まれていて、サングリアは15歳から34歳で1番よく飲まれています。
飲みすぎて酔っ払う人は15歳から64歳のスペイン人の16.8%。2009年以降、減りつつありますが、まだ高い割合です。酔っぱらいは男性に多く、15歳から34歳に集中しています。
アルコールの「ビンジ飲み(短時間に大量に飲むこと)」も増え続けています。17.8%の人が最近30日以内に大量飲酒したと答えています。このタイプの飲酒は男性によく見られ、15歳から34歳の若い人に集中しています。
平日と休日で飲むお酒の種類が変わるのは面白いですね。日本でも飲み方の違いがあるのでしょうか?毎日飲む人が少ないのも驚きでした。これから夏に向けて、日本でも、ビールで乾杯!という機会が増えます。お酒は自分の適量を知って美味しく楽しみましょう。